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ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー

 
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pswf



登録日: 2003年7月 16日
記事: 543


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記事 件名: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月03日(月) 20:27 引用

以下のドキュメントを和訳しました。

草稿:
訳者: pswf
原題: Mozilla Trademark Policy for Localization Projects   (2004/05/01)
訳題: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー   (2004/05/03)


まだ原文自体草稿ですが、JLP や和訳関係者にとっては非常に重要な内容です。
mozilla.org 日本語版には、今のところ商標表示も運営者に関する情報も載せていないので、
コンテンツの修正が必要になるかと思います。今まで載せていなかったのもオカシイんですが Wink


pswfが2004年5月15日(土) 23:18にこの記事を編集, 編集回数: 1
momoi@mozilla.gr.jp
ゲスト






記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月04日(火) 16:45 引用

一般的な商標のライセンス・ポリシーに関しては moz-staff の方に返事を書きましたので、ここでは L10n に関する文書についてだけコメント・サジェスチョンします。ご参照ください。

===========
1. self-certification を 「自己証明」としていますが、これは次のどちらかをお勧めします。「証明」はまずいと思います。

--> 自己査定、自己検証 (self-certification)

2. affiliate --> 「アフェリエイト」ではなくて「アフィリエイト」の方がより一般的な書き方と思います。

3.visible; 可視的

There must be visible and verifiable controls in place to ensure the localization's quality.

「ローカライズの品質を確保するため、可視的で検証可能な所定の管理体制が必要です。」

原文がちょっとおかしいと思います、これは。だから訳も楽じゃない。ここは至らない原文を補うこともやむを得ないような気がします。次の試案を提案します。

「ローカライズの品質を確保するため、単に誰にも分かるだけでなく、検証も可能な管理体制ができていることが必要です。」


4. 「ユーザがフィードバックを寄せられる公開フォーラムに分かりやすくリンクを貼る程度の、ごく簡単なものです。」

これだとそれだけのものだと言っているように聞こえますが、" ... could be .." は「でもいいだろう」のように訳すのがいいと思います。つまり、ここで出しているのはその一例だと。例えば、次のように訳すといいと思います。

「ユーザがフィードバックを寄せられる公開フォーラムに分かりやすくリンクを貼る程度の、ごく簡単なものでもいいでしょう。」

5. established localization projects:

既存のローカライズプロジェクト ---> (現在・未来)実績のあるローカライズ・プロジェクト

注:こう訳さないと既存のプロジェクト以外には資格が得られないということになって不公平です。勿論
それは原文の意図するところではないです。

6. 「この場合もまた、私たちの商標が品質の証しとなるよう配慮することが大前提です。」

---> これもまた、私たちの商標は即ち高品質を意味することを保証していくためである。

説明はしませんが、この方が合っていると思います。(特に「配慮」と「大前提」は何か合わないような気がします。)

7.「サイト上でダウンロードリンクを提供する場合、それらはレベル 1 ビルドへのリンクで
なければなりません。つまり、リンクを貼るなら(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、
公式の英語版リリースにしてください。」

これは次のような意味を汲み取るべきと思います。

「ダウンロード リンクをサイトで提供するならその中に必ずレベル 1 ビルドへのリンクを一つ含めてください。
自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリース版へのリンクを入れてください。」

If the website provides download links there must be a download link to Level 1 builds ...

キーは "download links" と "there must be a .. " の 複数形の "links" と "a" の絡み合いです。原文からすると レベル1ビルドへの1つのリンクがあれば、この条件は満たされたことになります。もし、それが意図でないなら、原文を書き変えるべきと思います。
pswf



登録日: 2003年7月 16日
記事: 543


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月05日(水) 02:23 引用

桃井さん、コメントありがとうございます。

文章として、なるべく読みやすいようにと心掛けているつもりですが、今回のように内容的に「?」な部分が
多々あるかと思います。これからもよろしくご指導の程、お願いいたします。

Katsuhiko Momoi wrote:
1. self-certification を 「自己証明」としていますが、これは次のどちらかをお勧めします。「証明」はまずいと思います。

--> 自己査定、自己検証 (self-certification)


「自己証明」という言い方もしないことはないですが、あまり一般的ではないようなので「自己検証」にしました。
ただ少し迷いました。「自己査定」は銀行が使う用語なので避けた方が良いと思いますが、「自己検証」だと
何か「後で振り返る」ような意味合いがします。「身分証明」のような意味で「自己証明」としても良いのではと思いました。

# こういうときは辞書よりも Google が大活躍します Smile

Katsuhiko Momoi wrote:
2. affiliate --> 「アフェリエイト」ではなくて「アフィリエイト」の方がより一般的な書き方と思います。


そうですね。Typo でした。

Katsuhiko Momoi wrote:
3.visible; 可視的

There must be visible and verifiable controls in place to ensure the localization's quality.

「ローカライズの品質を確保するため、可視的で検証可能な所定の管理体制が必要です。」

原文がちょっとおかしいと思います、これは。だから訳も楽じゃない。ここは至らない原文を補うこともやむを得ないような気がします。次の試案を提案します。

「ローカライズの品質を確保するため、単に誰にも分かるだけでなく、検証も可能な管理体制ができていることが必要です。」


ライセンスのような文書なので、少し硬めの文体を保ちつつ
「〜するため、目に見える形で検証可能な、ある程度の管理体制を整える必要があります」ぐらいではどうでしょうか。

参考: http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200306010141.html
「目に見える形で、検証可能かつ不可逆的な核開発計画の断念」

Katsuhiko Momoi wrote:
4. 「ユーザがフィードバックを寄せられる公開フォーラムに分かりやすくリンクを貼る程度の、ごく簡単なものです。」

これだとそれだけのものだと言っているように聞こえますが、" ... could be .." は「でもいいだろう」のように訳すのがいいと思います。つまり、ここで出しているのはその一例だと。例えば、次のように訳すといいと思います。

「ユーザがフィードバックを寄せられる公開フォーラムに分かりやすくリンクを貼る程度の、ごく簡単なものでもいいでしょう。」

5. established localization projects:

既存のローカライズプロジェクト ---> (現在・未来)実績のあるローカライズ・プロジェクト

注:こう訳さないと既存のプロジェクト以外には資格が得られないということになって不公平です。勿論
それは原文の意図するところではないです。


おっしゃる通りです。

Katsuhiko Momoi wrote:
6. 「この場合もまた、私たちの商標が品質の証しとなるよう配慮することが大前提です。」

---> これもまた、私たちの商標は即ち高品質を意味することを保証していくためである。

説明はしませんが、この方が合っていると思います。(特に「配慮」と「大前提」は何か合わないような気がします。)


「これもまた、私たちの商標を品質の証しとして守っていくために他なりません」

Katsuhiko Momoi wrote:
7.「サイト上でダウンロードリンクを提供する場合、それらはレベル 1 ビルドへのリンクで
なければなりません。つまり、リンクを貼るなら(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、
公式の英語版リリースにしてください。」

これは次のような意味を汲み取るべきと思います。

「ダウンロード リンクをサイトで提供するならその中に必ずレベル 1 ビルドへのリンクを一つ含めてください。
自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリース版へのリンクを入れてください。」

If the website provides download links there must be a download link to Level 1 builds ...

キーは "download links" と "there must be a .. " の 複数形の "links" と "a" の絡み合いです。原文からすると レベル1ビルドへの1つのリンクがあれば、この条件は満たされたことになります。もし、それが意図でないなら、原文を書き変えるべきと思います。


これはおそらく原文の方が間違っているのではないでしょうか。
"a download link to Level 1 builds" の部分が合っていないように思います。

原文が示したいのは、
「公認サイトからリンクを貼るなら、必ずレベル 1 の公式ビルドに貼ってください。もしあなたが他の
レベル 2 やレベル 3 のビルドを独自に作っていたとしても、それらに勝手にリンクを貼ってはいけません。
それによって公認サイトとしての品質を保ってください」ということではないでしょうか。
Katsuhiko Momoi



登録日: 2004年5月 04日
記事: 3


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月05日(水) 17:15 引用

pswf wrote:
桃井さん、コメントありがとうございます。

文章として、なるべく読みやすいようにと心掛けているつもりですが、今回のように内容的に「?」な部分が
多々あるかと思います。これからもよろしくご指導の程、お願いいたします。


山口さん並びに、和訳プロジェクトの皆さんのいつも素早い高質の訳に感謝しています。これから Mozilla Japan などの関係もあって、益々和訳プロジェクトの価値が上がるものと思います。私もできる限り重要文書の和訳などでお手伝いさせていただくつもりです。

pswf wrote:


Katsuhiko Momoi wrote:
1. self-certification を 「自己証明」としていますが、これは次のどちらかをお勧めします。「証明」はまずいと思います。

--> 自己査定、自己検証 (self-certification)


「自己証明」という言い方もしないことはないですが、あまり一般的ではないようなので「自己検証」にしました。
ただ少し迷いました。「自己査定」は銀行が使う用語なので避けた方が良いと思いますが、「自己検証」だと
何か「後で振り返る」ような意味合いがします。「身分証明」のような意味で「自己証明」としても良いのではと思いました。

# こういうときは辞書よりも Google が大活躍します Smile


確かにそうですね。Googleは便利です。翻訳業界ではGoogleでの確認が常識になってしまいました。ところで、self-certification ですが、この例の場合、もっと長たらしくいうと「自己による規則遵守管理・チェック」ですよね。やはり「証明」はこの場合まずいと思います。

pswf wrote:

Katsuhiko Momoi wrote:
3.visible; 可視的

There must be visible and verifiable controls in place to ensure the localization's quality.

「ローカライズの品質を確保するため、可視的で検証可能な所定の管理体制が必要です。」

原文がちょっとおかしいと思います、これは。だから訳も楽じゃない。ここは至らない原文を補うこともやむを得ないような気がします。次の試案を提案します。

「ローカライズの品質を確保するため、単に誰にも分かるだけでなく、検証も可能な管理体制ができていることが必要です。」


ライセンスのような文書なので、少し硬めの文体を保ちつつ
「〜するため、目に見える形で検証可能な、ある程度の管理体制を整える必要があります」ぐらいではどうでしょうか。

参考: http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200306010141.html
「目に見える形で、検証可能かつ不可逆的な核開発計画の断念」


はい、それでいいと思います。でも、「ある程度」は原文にないので必要ないと思います。

pswf wrote:


Katsuhiko Momoi wrote:
4. 「ユーザがフィードバックを寄せられる公開フォーラムに分かりやすくリンクを貼る程度の、ごく簡単なものです。」

これだとそれだけのものだと言っているように聞こえますが、" ... could be .." は「でもいいだろう」のように訳すのがいいと思います。つまり、ここで出しているのはその一例だと。例えば、次のように訳すといいと思います。


「ユーザがフィードバックを寄せられる公開フォーラムに分かりやすくリンクを貼る程度の、ごく簡単なものでもいいでしょう。」


はい、OKです。

pswf wrote:


Katsuhiko Momoi wrote:
6. 「この場合もまた、私たちの商標が品質の証しとなるよう配慮することが大前提です。」

---> これもまた、私たちの商標は即ち高品質を意味することを保証していくためである。

説明はしませんが、この方が合っていると思います。(特に「配慮」と「大前提」は何か合わないような気がします。)


「これもまた、私たちの商標を品質の証しとして守っていくために他なりません」


OKです。

pswf wrote:


Katsuhiko Momoi wrote:
7.「サイト上でダウンロードリンクを提供する場合、それらはレベル 1 ビルドへのリンクで
なければなりません。つまり、リンクを貼るなら(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、
公式の英語版リリースにしてください。」

これは次のような意味を汲み取るべきと思います。

「ダウンロード リンクをサイトで提供するならその中に必ずレベル 1 ビルドへのリンクを一つ含めてください。
自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリース版へのリンクを入れてください。」

If the website provides download links there must be a download link to Level 1 builds ...

キーは "download links" と "there must be a .. " の 複数形の "links" と "a" の絡み合いです。原文からすると レベル1ビルドへの1つのリンクがあれば、この条件は満たされたことになります。もし、それが意図でないなら、原文を書き変えるべきと思います。


これはおそらく原文の方が間違っているのではないでしょうか。
"a download link to Level 1 builds" の部分が合っていないように思います。

原文が示したいのは、
「公認サイトからリンクを貼るなら、必ずレベル 1 の公式ビルドに貼ってください。もしあなたが他の
レベル 2 やレベル 3 のビルドを独自に作っていたとしても、それらに勝手にリンクを貼ってはいけません。
それによって公認サイトとしての品質を保ってください」ということではないでしょうか。


私はどちらかと言うと原文は間違ってないと思います。間違っているとすると、there must be の部分から間違っていることになり、結構大きな間違いです。つまり、ここまで構文を練ることは間違いではない可能性が非常に大です。 If ..., there must be という型は常套的な言い回しで、「もし ... するなら、... が/も なくてはならない」という意味を伝えたい時によく使います。ここは単に名詞の singular/plural のミスだったでは片付けられません。私も一応関係者に問い合わせをしましたので、返信があればここに引用します。
Katsuhiko Momoi



登録日: 2004年5月 04日
記事: 3


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月05日(水) 17:31 引用

Katsuhiko Momoi wrote:

pswf wrote:


Katsuhiko Momoi wrote:
7.「サイト上でダウンロードリンクを提供する場合、それらはレベル 1 ビルドへのリンクで
なければなりません。つまり、リンクを貼るなら(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、
公式の英語版リリースにしてください。」

これは次のような意味を汲み取るべきと思います。

「ダウンロード リンクをサイトで提供するならその中に必ずレベル 1 ビルドへのリンクを一つ含めてください。
自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリース版へのリンクを入れてください。」

If the website provides download links there must be a download link to Level 1 builds ...

キーは "download links" と "there must be a .. " の 複数形の "links" と "a" の絡み合いです。原文からすると レベル1ビルドへの1つのリンクがあれば、この条件は満たされたことになります。もし、それが意図でないなら、原文を書き変えるべきと思います。


これはおそらく原文の方が間違っているのではないでしょうか。
"a download link to Level 1 builds" の部分が合っていないように思います。

原文が示したいのは、
「公認サイトからリンクを貼るなら、必ずレベル 1 の公式ビルドに貼ってください。もしあなたが他の
レベル 2 やレベル 3 のビルドを独自に作っていたとしても、それらに勝手にリンクを貼ってはいけません。
それによって公認サイトとしての品質を保ってください」ということではないでしょうか。


私はどちらかと言うと原文は間違ってないと思います。間違っているとすると、there must be の部分から間違っていることになり、結構大きな間違いです。つまり、ここまで構文を練ることは間違いではない可能性が非常に大です。 If ..., there must be という型は常套的な言い回しで、「もし ... するなら、... が/も なくてはならない」という意味を伝えたい時によく使います。ここは単に名詞の singular/plural のミスだったでは片付けられません。私も一応関係者に問い合わせをしましたので、返信があればここに引用します。


Bart と Gerv の二人から返事がきました。二人とも同意見ですので、ここでは Gerv のだけを引用します。

=================
Katsuhiko Momoi wrote:

> My reading of this is that on your level 1 certified web site, you can
> provide download links to any level builds but you MUST have at least
> one link there for level 1 official builds in that language or to level 1 English
> builds lacking the L10n builds.


That is correct, and the intent. The sentence is not a particularly good one, so if you think it's not obvious, please suggest an alternative wording.

Gerv
=================

つまりこれは原文に間違いがあるのではなく、確かに私の解釈でいいということです。しかし、これはこの構文に慣れている人ならそう取りますけど、Mozilla みたいに世界中の読者をターゲットにするなら、もっと一発で分かるように英語文を直すのが得策と思います。これは草稿ですので、改正案を出しておきます。
pswf



登録日: 2003年7月 16日
記事: 543


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月06日(木) 23:03 引用

Katsuhiko Momoi wrote:
ところで、self-certification ですが、この例の場合、もっと長たらしくいうと「自己による規則遵守管理・チェック」ですよね。やはり「証明」はこの場合まずいと思います。


意味はだいたい分かりますが、日本語では「自己管理」という言葉がいちばん相応しいでしょうか。
「自己検証」よりもしっくり来ますね。


Katsuhiko Momoi wrote:
pswf wrote:
Katsuhiko Momoi wrote:
3.visible; 可視的

There must be visible and verifiable controls in place to ensure the localization's quality.

「ローカライズの品質を確保するため、可視的で検証可能な所定の管理体制が必要です。」

原文がちょっとおかしいと思います、これは。だから訳も楽じゃない。ここは至らない原文を補うこともやむを得ないような気がします。次の試案を提案します。

「ローカライズの品質を確保するため、単に誰にも分かるだけでなく、検証も可能な管理体制ができていることが必要です。」


ライセンスのような文書なので、少し硬めの文体を保ちつつ
「〜するため、目に見える形で検証可能な、ある程度の管理体制を整える必要があります」ぐらいではどうでしょうか。

参考: http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200306010141.html
「目に見える形で、検証可能かつ不可逆的な核開発計画の断念」


はい、それでいいと思います。でも、「ある程度」は原文にないので必要ないと思います。


最初、in place を「所定の」と訳したので、これを「ある程度の」に変えてみました。
「一定の」ぐらいの意味でしょうか。

Katsuhiko Momoi wrote:
pswf wrote:
Katsuhiko Momoi wrote:
7.「サイト上でダウンロードリンクを提供する場合、それらはレベル 1 ビルドへのリンクで
なければなりません。つまり、リンクを貼るなら(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、
公式の英語版リリースにしてください。」

これは次のような意味を汲み取るべきと思います。

「ダウンロード リンクをサイトで提供するならその中に必ずレベル 1 ビルドへのリンクを一つ含めてください。
自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリース版へのリンクを入れてください。」

If the website provides download links there must be a download link to Level 1 builds ...

キーは "download links" と "there must be a .. " の 複数形の "links" と "a" の絡み合いです。原文からすると レベル1ビルドへの1つのリンクがあれば、この条件は満たされたことになります。もし、それが意図でないなら、原文を書き変えるべきと思います。


これはおそらく原文の方が間違っているのではないでしょうか。
"a download link to Level 1 builds" の部分が合っていないように思います。

原文が示したいのは、
「公認サイトからリンクを貼るなら、必ずレベル 1 の公式ビルドに貼ってください。もしあなたが他の
レベル 2 やレベル 3 のビルドを独自に作っていたとしても、それらに勝手にリンクを貼ってはいけません。
それによって公認サイトとしての品質を保ってください」ということではないでしょうか。


私はどちらかと言うと原文は間違ってないと思います。間違っているとすると、there must be の部分から間違っていることになり、結構大きな間違いです。つまり、ここまで構文を練ることは間違いではない可能性が非常に大です。 If ..., there must be という型は常套的な言い回しで、「もし ... するなら、... が/も なくてはならない」という意味を伝えたい時によく使います。ここは単に名詞の singular/plural のミスだったでは片付けられません。私も一応関係者に問い合わせをしましたので、返信があればここに引用します。


Katsuhiko Momoi wrote:
つまりこれは原文に間違いがあるのではなく、確かに私の解釈でいいということです。しかし、これはこの構文に慣れている人ならそう取りますけど、 Mozilla みたいに世界中の読者をターゲットにするなら、もっと一発で分かるように英語文を直すのが得策と思います。これは草稿ですので、改正案を出しておきます。


分かりました。レベル 1 以外のビルドへのリンクも許可されるのですね。
ドキュメント全体の主旨に合わないような気もしますけど...
あ、でも、ローカライズビルドはデフォルトではレベル 2 ビルドになるから良いのか Confused

次のように書き換えてみました。

「サイト上でダウンロードリンクを提供する場合、必ず 1 つはレベル 1 ビルドへのリンクを含めなければなければなりません。このレベル 1 ビルドとは、(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリースのことです。」
池田



登録日: 2003年5月 22日
記事: 408
所在地: 東京


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月08日(土) 16:22 引用

pswf さん、和訳お疲れさまです。Cookie を編集してようやくログインできた池田です。
# 自動ログインしっぱなしだったのが敗因(^^;

主として個人的な読みやすさ、という点からコメントさせていただきます。

はじめに

Quote:
このドキュメントは、Mozilla Foundation の商標を、私たちがリリースする製品のローカライズ版や、ローカライズコミュニティの Web サイトで利用するにあたって、私たちが考えるポリシーの概要を説明したものです。

全文にわたって "use" を「利用」と訳されてますが、利害関係と直接には結びつかない「使用」の方がより範囲が広くなって原文の趣旨と合うかと思います。御一考ください。

→ このドキュメントは、Mozilla Foundation がリリースする製品のローカライズ版や、ローカライズコミュニティの Web サイトにおける、商標の使用に対する私たちのポリシーの概要を説明したものです。

Quote:
ここでもやはり、文中では特定の製品を例として用いている場合がありますが、

「ここ」が本文を指すのか、商標ポリシーを指すのかが、わかりにくいと感じました。ややくどくなりますが;

→ この文書 (ドキュメント) でも、文中で特定の製品を例として用いている場合がありますが、

ソフトウェアのローカライズ版

Quote:
あなたは、公式製品を配布しているのではないということを示す注釈を付けた上で、その名称を利用したローカライズビルドを配布することができます。

注釈をつけるのは名称ですから;

→ あなたは、公式製品を配布しているのではないということを示すために注釈となる単語を付加した上で、その製品の名称を使用したローカライズビルドを配布することができます。

Quote:
この自己管理とは、規定の遵守を誓い、必ずその誓約を守る道徳上の義務が生じるということを意味します。

"be (in) honor bound to do ..." で「面目にかけて…しなければならない」ですから;

→ この自己管理とは、規定の遵守を誓い、必ずその誓約を守るようにする、ということを意味します。

Quote:
その言語におけるその製品の Mozilla Foundation 公式ビルド

→ その製品のその言語における Mozilla Foundation 公式ビルド

Quote:
主要なダウンロードページからリンクが貼られ、

"the main download pages" で筆者の念頭にあるのは、おそらく http://www.mozilla.org/download.html などでしょう。
mozilla-europe.org まで考えると和訳がやっかいになりますので;

→ 私たちのダウンロードページからリンクが貼られ、

Quote:
公式ビルドになるということは、あなたやあなたが書いたコードが Mozilla Foundation を代表することになります。

「代表するつもりがなくても代表となる」を一語であらわすのが難しいので(^^;

→ 公式ビルドになるということは、あなたやあなたが書いたコードが Mozilla Foundation の看板を背負うことになる、ということです。

Quote:
Mozilla Foundation あるいは公認アフィリエイトのいずれかが望めば、別の公式ビルドを作成できるように、言語パック XPI を提供しなければなりません

「望めば」がかかるのが、作成か提供かが不明確です。

→ Mozilla Foundation あるいは公認アフィリエイトのいずれかが別の公式ビルドを作成したいと望んだ場合にそれを可能にするため、言語パック XPI を提供しなければなりません

Web サイトのローカライズ版

Quote:
この 2 番目の選択肢も、実績のあるローカライズプロジェクトに対してのみ開かれています。

→ この 2 番目の選択肢は、上記と同様に、実績のあるローカライズプロジェクトに対してのみ開かれています。

Quote:
このレベル 1 ビルドとは、(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリースのことです。

→ このレベル 1 ビルドとは、すでに自分たちでレベル 1 のローカライズビルドを作成していればそれでもかまいませんし、私たちの英語版リリースでもかまいません。

Quote:
Mozilla Foundation や公認アフィリエイトのサイトを見直して、なるべく分かりやすくそれらのコンテンツ (を翻訳したもの) を利用してください。

さて困った。 Smile
勝手にコンテンツを作るな、という意味ではないかと思ったりするのですが、自信がありません。

→ Mozilla Foundation や公認アフィリエイトのサイトによく目を通して、利用できるコンテンツがある場合は常にそれらのコンテンツ (を翻訳したもの) を利用してください。

以上です。特に最後の点、桃井さんのスーパーレビューを希望します。 Smile
ではまた。
____________________
Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
pswf



登録日: 2003年7月 16日
記事: 543


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月12日(水) 00:31 引用

池田さん、コメントありがとうございます。

池田 wrote:
Quote:
このドキュメントは、Mozilla Foundation の商標を、私たちがリリースする製品のローカライズ版や、ローカライズコミュニティの Web サイトで利用するにあたって、私たちが考えるポリシーの概要を説明したものです。

全文にわたって "use" を「利用」と訳されてますが、利害関係と直接には結びつかない「使用」の方がより範囲が広くなって原文の趣旨と合うかと思います。御一考ください。

→ このドキュメントは、Mozilla Foundation がリリースする製品のローカライズ版や、ローカライズコミュニティの Web サイトにおける、商標の使用に対する私たちのポリシーの概要を説明したものです。


そうですね。ちょっとググってみても「商標使用」の方が一般的なようです。
ただ、もう 1 つの「商標ポリシー」の方にある fair use については、
「公正使用」よりも「公正利用」の方が一般的??
また、「使用レベル」よりも「利用レベル」の方がピンと来るかも?? 難しい...

池田 wrote:
Quote:
ここでもやはり、文中では特定の製品を例として用いている場合がありますが、

「ここ」が本文を指すのか、商標ポリシーを指すのかが、わかりにくいと感じました。ややくどくなりますが;

→ この文書 (ドキュメント) でも、文中で特定の製品を例として用いている場合がありますが、


池田 wrote:
Quote:
あなたは、公式製品を配布しているのではないということを示す注釈を付けた上で、その名称を利用したローカライズビルドを配布することができます。

注釈をつけるのは名称ですから;

→ あなたは、公式製品を配布しているのではないということを示すために注釈となる単語を付加した上で、その製品の名称を使用したローカライズビルドを配布することができます。


おっしゃる通りです。

池田 wrote:
Quote:
この自己管理とは、規定の遵守を誓い、必ずその誓約を守る道徳上の義務が生じるということを意味します。

"be (in) honor bound to do ..." で「面目にかけて…しなければならない」ですから;

→ この自己管理とは、規定の遵守を誓い、必ずその誓約を守るようにする、ということを意味します。


なるほど。ちゃんと英辞郎に載ってました Smile

池田 wrote:
Quote:
主要なダウンロードページからリンクが貼られ、

"the main download pages" で筆者の念頭にあるのは、おそらく http://www.mozilla.org/download.html などでしょう。
mozilla-europe.org まで考えると和訳がやっかいになりますので;

→ 私たちのダウンロードページからリンクが貼られ、


ここは具体的に「mozilla.org の主要なダウンロードページ」と書いてしまっても良いかもしれませんね。

池田 wrote:
Quote:
公式ビルドになるということは、あなたやあなたが書いたコードが Mozilla Foundation を代表することになります。

「代表するつもりがなくても代表となる」を一語であらわすのが難しいので(^^;

→ 公式ビルドになるということは、あなたやあなたが書いたコードが Mozilla Foundation の看板を背負うことになる、ということです。


意味はよく分かります。

池田 wrote:
Quote:
Mozilla Foundation あるいは公認アフィリエイトのいずれかが望めば、別の公式ビルドを作成できるように、言語パック XPI を提供しなければなりません

「望めば」がかかるのが、作成か提供かが不明確です。

→ Mozilla Foundation あるいは公認アフィリエイトのいずれかが別の公式ビルドを作成したいと望んだ場合にそれを可能にするため、言語パック XPI を提供しなければなりません


変なところに点が付いてますねぇ。自分でも分かりづらいと思いました。

池田 wrote:
Quote:
このレベル 1 ビルドとは、(もしあれば) 自分たちのローカライズビルドか、公式の英語版リリースのことです。

→ このレベル 1 ビルドとは、すでに自分たちでレベル 1 のローカライズビルドを作成していればそれでもかまいませんし、私たちの英語版リリースでもかまいません。


ここは言葉を補わないと分かりづらいですね。

池田 wrote:
Quote:
Mozilla Foundation や公認アフィリエイトのサイトを見直して、なるべく分かりやすくそれらのコンテンツ (を翻訳したもの) を利用してください。

さて困った。 Smile
勝手にコンテンツを作るな、という意味ではないかと思ったりするのですが、自信がありません。

→ Mozilla Foundation や公認アフィリエイトのサイトによく目を通して、利用できるコンテンツがある場合は常にそれらのコンテンツ (を翻訳したもの) を利用してください。


私もこの部分、言いたいことが良く分かりませんでした。
「使えるコンテンツがあれば最大限 (それを翻訳したものを) 利用してくださいませ」ぐらいの意味かしら。
pswf



登録日: 2003年7月 16日
記事: 543


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年5月15日(土) 23:33 引用

オフ会お疲れさまでした。皆さんと有意義な時間を過ごせて楽しかったです Smile Smile Smile

話題の商標ポリシーが /foundation/trademarks 以下に移動し、若干アップデートされました。
今回追加・修正された部分はライトブルーで示したところです。ご確認ください。
/trademarks には .htaccess を置いて、新しい場所に redirect するようにしました。

草稿:
訳者: pswf
原題: Mozilla Trademark Policy for Localization Projects   (2004/05/13)
訳題: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー   (2004/05/15)
pswf



登録日: 2003年7月 16日
記事: 543


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年6月27日(日) 03:10 引用

原文がバージョン 0.2 にアップデートされたため、和訳草稿も更新しました。

Quote:
mozilla.org のサイトデザイン・レイアウトを再利用することはできません。これによって、あなたのサイトが mozilla.org の公式サイトの一部であるかのような混乱を招く恐れがあるからです。


とのことです Shocked Shocked Shocked

続きは moz-staff かなー。
池田



登録日: 2003年5月 22日
記事: 408
所在地: 東京


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記事 件名: Re: ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー     投稿時間: 2004年6月29日(火) 13:22 引用

pswf wrote:
続きは moz-staff かなー。

議論の続きは、「その他 mozilla.org 日本語版関連」フォーラムの「mozilla.org ローカライズプロジェクトに関する議論」
http://moz.skillup.jp/jtp/viewtopic.php?t=1436
に移動しました。
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Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
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