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Yusuke SATO 登録日: 2005年3月 07日 記事: 76 所在地: 千葉県
件名: [草稿] ローカライズ方法ガイド 投稿時間: 2005年5月06日(金) 12:38
佐藤です。
一応草稿ができましたが、かなり 怪しいです。
草稿には原文を残してあります。また、以下に特に怪しいところを挙げておきました。皆さんの手を貸していただければと思います。
今のところ、次のように訳語を選んでいます。
"localise" → ローカライズ, 翻訳, ×地域化
"template" ([v.]) → テンプレート化
"localization" → ローカライズする、ローカライズ版
"match" → マッチする, ×適合する, ×一致する
"locale" → ロケール, ×ロカール
概要
Quote: The key technology for localising Bugzilla is UI templates. Over the last few months, more and more of Bugzilla has been converted to use templates, and so now Bugzilla's user-facing UI is all done. This separates the content from the presentation.
Quote: Bugzilla をローカライズする際にキーとなる技術は、 UI テンプレートです。ここ数ヶ月のうちに、 Bugzilla はどんどんテンプレートを使用するように変更されてきており、ユーザから見える UI については全て完了しました。 UI テンプレートは内容と見た目の分離を行っています。
最初からやたらと不自然な日本語になってしまいました。もう少し自然にできればいいんですが……
Quote: ... and your localization will form a good basis for a localization of a later version in the future. In other words, by the time you've done that, we should have a better version ready for you
to migrate to :-)
Quote: また、そのローカライズ作業は、将来行われる、より先のバージョンのローカライズのよい基礎となるでしょう。言い換えれば、あなたがローカライズを完了するまでには、移行するのによりよいバージョンが利用可能になっていると思います :-)
ここも不自然です。それに後ろ半分はこれで合ってるのかどうかも怪しいです。
ローカライズする
Quote: Template toolkit directives and variables can be found ...
Quote: テンプレートツールキットの指示子と変数は ...
「指示子」は日本語ですが、それだけでは意味がとりにくい単語です。
「ディレクティブ」とすると、プログラムを組める人は分かると思いますが、そうでない人は混乱するかもしれません。
どうしたもんでしょう。
ハードコーディングされた文字列の翻訳
Quote: There is a good trick for translating hard-coded strings for display, which is best demonstrated with a code fragment:
Quote: ハードコーディングされた表示用の文字列を訳すのにはコツがあります。これはコード断片を見るとよく分かります:
- "trick" は「コツ」と訳してしまいましたが、「テクニック」や「定石」とした方が実際の意味が近くなるかもしれません。
- "strings for display" は「表示用の文字列」と直訳しましたが、もっといい単語はないでしょうか?
- "code fragment" は「コード断片」としました。「断片コード」の方がいいかもしれませんし、他にもっといい日本語があるかも。
- "which is best ..." は原文のニュアンスだけ汲み取って無理矢理日本語にした感じですが、意味はこれで合っているんでしょうか?
ローカライズパックを作成する
- "Localization Pack" は「ローカライズパック」と訳してしまいましたが、「ローカライゼーションパック」あるいは「地域化パッケージ」とする手もあります。
- "localization pack" と "language pack" が同じ意味で使われているようですが、違いはあるんでしょうか?(ないのであれば「言語パック」に統一した方が分かりやすそう)
Quote: To create a localization pack, tar up the contents of template/xx/default and make it available. Remember to mark it with the version number of the Bugzilla it corresponds to.
Quote: ローカライズパックを作成するには、 template/xx/default の内容を tar でまとめて、使用可能にします。対応する Bugzilla のバージョン番号で番号付けをするのを忘れないでください。
- "make it available" はどういう行為を意味しているのかさっぱり。「使用可能にする」とだけ言われても……
- "mark it with the version number of the Bugzilla" は「Bugzilla のバージョン番号で番号付けをする」と訳しました。アーカイブの名前にバージョン番号を含める、という行為を何と言うのか思いつきません(「アーカイブの名前に……」と意訳する手もあります)。
Quote: though by no means do you have to get that fancy :)
ってどういう意味でしょう?
ローカライズ版を使用する
Quote: If you have Bugzilla 2.17.4 or later, you just need to set the lang and defaultlang parameters appropriately.
Quote: Bugzilla 2.17.4 以降を使っているなら、 lang と defaultlang パラメータに適切な値を設定してください。
"parameter" が具体的には何なのか分かっていないのですが、日本語はこれでいいんでしょうか。
Quote: If you want Bugzilla always to be in that language, edit globals, pl, find INCLUDE_PATH and change the "en"s to "xx"s.
"edit globals ..." の後がどういう文の形になっているのかさっぱりです。
もしかして "edit globals, pl," って "edit globals.pl, " の typo でしょうか?
よろしくお願いします。 ____________________ Yusuke SATO
s-tatsuo@msf.biglobe.ne.jp
_RSZ_ ゲスト
件名: Re: [草稿] ローカライズ方法ガイド 投稿時間: 2005年5月07日(土) 11:24
Quote: If you want Bugzilla always to be in that language, edit globals, pl, find INCLUDE_PATH and change the "en"s to "xx"s.
"edit globals ..." の後がどういう文の形になっているのかさっぱりです。
もしかして "edit globals, pl," って "edit globals.pl, " の typo でしょうか?
[/quote]
see http://moz.skillup.jp/jtp/viewtopic.php?t=2323
_RSZ_ ゲスト
件名: 投稿時間: 2005年5月07日(土) 12:29
Bugzilla をローカライズする際にキーとなる技術は、 UI テンプレートです。
Bugzilla をローカライズする際の鍵を握る技術は UI テンプレートです。
Bugzilla のローカライズにあたって鍵となる技術は UI テンプレートです。
...
これにより、内容と見た目を分離し(てい)ます
これはコード断片を見るとよく分かります
これはコードのある部分で実証しています
これはコードの一部で実際に使っています
make it available
他の人(や組織)が使えるように、と考えれば納得してもらえるでしょうか
対応する Bugzilla のバージョン番号で番号付けをする
ファイル名に対応する Bugzilla のバージョン番号を含める
(mod_sslを見たらよくわかると思う。)
by no means 決して~しない、決して~ではない、とても~ない
...が、それが必須だと言っているわけではない
...が、それを強要しているわけではない
Yusuke SATO 登録日: 2005年3月 07日 記事: 76 所在地: 千葉県
件名: [草稿] ローカライズ方法ガイド 第二版 投稿時間: 2005年5月11日(水) 08:42
こんにちは、佐藤です。
_RSZ_ さん、コメントありがとうございます。コメント・原文への修正を元に修正したバージョンを公開しました。
_RSZ_ wrote: Bugzilla をローカライズする際の鍵を握る技術は UI テンプレートです。
Bugzilla のローカライズにあたって鍵となる技術は UI テンプレートです。
...
これにより、内容と見た目を分離し(てい)ます
この部分は、次のように修正しました。
Quote: Bugzilla のローカライズの鍵を握る技術は UI テンプレートです。
...
これにより、内容と見た目とが分離されます。
_RSZ_ wrote: これはコードのある部分で実証しています
これはコードの一部で実際に使っています
_RSZ_ さんの例では、実際のコードの中に次の部分があるよ、という感じになっていますね。あと best が抜けてるかな、と。best を含めようとすると、先の文の方が上手くいきそうですね。
原文を直訳すると「これは code fragment でもって最も良くデモンストレーション(説明、実証)される」で、さらに Google で "code fragment" で検索すると、(実際に使われているかどうかは別にして)コード例を示して説明をするときに使う言葉みたいなので、「これはコード例で示すのが一番でしょう」くらいかなぁ、と思っていたのですが……
あと、最後の ":" を考えて「次の」とかを入れたいかな、という気もします。
ここはちょっと保留としておきます。
_RSZ_ wrote: 対応する Bugzilla のバージョン番号で番号付けをする
ファイル名に対応する Bugzilla のバージョン番号を含める
(mod_sslを見たらよくわかると思う。)
なるほど、Apache 1.3.33 向け、mod_ssl バージョン 2.8.22 だったら mod_ssl-2.8.22-1.3.33.tar.gz という感じですね。
→ 対応する Bugzilla のバージョン番号をファイル名に含める
_RSZ_ wrote: by no means 決して~しない、決して~ではない、とても~ない
...が、それが必須だと言っているわけではない
...が、それを強要しているわけではない
どちらかというと "get that fancy" の方の意味がとれなくて困っています。
"fancy" は「空想の」「魅力的に思う」「~したいと思う」とかだから「そうしたいと思わなければならない、というわけではありません」ということなのかな?
あと、このドキュメントを含め、Bugzilla のドキュメントの日本語訳を既に行っている方がおられるようです。
http://ciel.hio.jp/translation/bugzilla/www.bugzilla.org-ja/dev/l10n-guide.html ____________________ Yusuke SATO
s-tatsuo@msf.biglobe.ne.jp
池田 登録日: 2003年5月 22日 記事: 408 所在地: 東京
件名: Re: [草稿] ローカライズ方法ガイド 第二版 投稿時間: 2005年5月11日(水) 12:15
佐藤さん、池田です。和訳お疲れさまです。
一点だけ。
Yusuke SATO wrote: どちらかというと "get that fancy" の方の意味がとれなくて困っています。
"fancy" は「空想の」「魅力的に思う」「~したいと思う」とかだから「そうしたいと思わなければならない、というわけではありません」ということなのかな?
この "fancy" は形容詞で、「装飾的な」、「意匠を凝らした」、「しゃれた」、「手が込んだ」、「派手な」(by 英辞郎)だと思います。
用例:
fancy cake = デコレーションケーキ
fancy e-mail = HTML メール
リンク先の http://bugzilla-de.sourceforge.net/ を見てもどこが fancy なのかイマイチよく分かりませんが(^^;
→ ドイツ語ローカライズ がよい例ですが、ここまで凝る必要はありません
くらいでしょうか。
ご参考になれば。 ____________________ Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
tomomi 登録日: 2003年8月 20日 記事: 88
件名: Re: [草稿] ローカライズ方法ガイド 第二版 投稿時間: 2005年5月11日(水) 15:55
tomomi です。この fancy については、イギリスでは普通の会話でとても頻繁に使われるものです。
Yusuke SATO wrote: どちらかというと "get that fancy" の方の意味がとれなくて困っています。
"fancy" は「空想の」「魅力的に思う」「~したいと思う」とかだから「そうしたいと思わなければならない、というわけではありません」ということなのかな?
この意味での fancy は Do you fancy going out with me? 等、とてもよく使われます。要は、何何したいという感じです。
池田 wrote: → ドイツ語ローカライズ がよい例ですが、ここまで凝る必要はありません
くらいでしょうか。
この路線に同意です。 例えば fancy lunch というと普段より豪華なちょっといいランチとか、That shop is too fancy! ならあの店はちょっと良すぎ/高すぎ/豪華すぎ (fancy を fancy そのものとして使っているのでうまい日本語が出てこなくてすみません) よ!等、よく使います。
もし参考になれば幸いです。
tomomi
Yusuke SATO 登録日: 2005年3月 07日 記事: 76 所在地: 千葉県
件名: [草稿] ローカライズ方法ガイド RC版 投稿時間: 2005年5月14日(土) 22:17
こんにちは、佐藤です。
池田さん、tomomi さん、コメントありがとうございます。
池田 wrote: Yusuke SATO wrote: どちらかというと "get that fancy" の方の意味がとれなくて困っています。
"fancy" は「空想の」「魅力的に思う」「~したいと思う」とかだから「そうしたいと思わなければならない、というわけではありません」ということなのかな?
この "fancy" は形容詞で、「装飾的な」、「意匠を凝らした」、「しゃれた」、「手が込んだ」、「派手な」(by 英辞郎)だと思います。
(snip)
→ ドイツ語ローカライズ がよい例ですが、ここまで凝る必要はありません
この訳をそのまま採用させていただきました。
tomomi wrote: 池田 wrote: → ドイツ語ローカライズ がよい例ですが、ここまで凝る必要はありません
くらいでしょうか。
この路線に同意です。例えば fancy lunch というと普段より豪華なちょっといいランチとか、That shop is too fancy! ならあの店はちょっと良すぎ/高すぎ/豪華すぎ (fancy を fancy そのものとして使っているのでうまい日本語が出てこなくてすみません) よ!等、よく使います。
なるほど、「なんかキラキラしてる感じ」とでも言うんでしょうかね。(勉強になるなぁ)
あと、再度目を通してみて、日本語が変かな、と思ったところをいくつか直しました。
これでしばらくツッコミがなければ、原文を削って完成稿としたいと思います。よろしくお願いします。 ____________________ Yusuke SATO
s-tatsuo@msf.biglobe.ne.jp
Yusuke SATO 登録日: 2005年3月 07日 記事: 76 所在地: 千葉県
山口 登録日: 2003年5月 23日 記事: 2920
件名: Re: 完成しました 投稿時間: 2005年6月04日(土) 09:19
こんにちは、佐藤さん。
Yusuke SATO wrote: 完成稿を公開しました。
どうもありがとうございました。では、このトピックはロックさせていただきます。