dvsoft
登録日: 2004年12月 11日 記事: 56 所在地: 群馬県前橋市駒形町
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件名: DOM2 の Traversal-Range の訳語について 投稿時間: 2004年12月16日(木) 17:31 |
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これまで、私が草稿として公開してきた文書では
「Traversal-Range」 を 「検索-領域」 などと訳してきました。
実際、Mozilla Japan で既に公開されている
DOM レベルそれぞれの構成と成果
でも、「探索と範囲」 と訳されています。
しかし、JSA では、「Traversal-Range」 を
文書オブジェクトモデル(DOM)水準2 たどり規定及び範囲規定
としているようです。
内容を検討した結果、「Traversal」 はただ検索するのではなくて、
「オブジェクトの階層分枝構造を解析して、それをたどって検索する」 ことを指しているようです。
そこで私は 「構造を解析した」 結果、「検索」 されたように見えるのだという考え方をもとに、
「構造解析と範囲の規則」 という訳を主に使いたいと思います。
「たどり」 は日本語としてあまりにも不自然ですし、「後からなぞる」 という trace の意味合いが強い。
「検索」 だと HTML のテキストを検索することと混同される恐れがありますし、
「探索」 でも道をたどっていくのではなくて、
どこか見えないような場所に行ってしまうような印象を受けるためです。
「たどること」 を熟語で言い換えたかったのですが、
「遡上」 でも 「到達」 でもありませんし、
「沿」 「道」 関連でも良い言葉が思いつかなかったので、
そうすることにしました。
「こうした方が良い」 「こうすべきだ」 というご意見をお持ちの方は、お知らせください。 |
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