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件名: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月06日(月) 16:13
Mozilla Japan 翻訳部門の活動に参加されている皆様:
今回は、マーケティング部門より、Web サイト上に掲載されているメッセージの変更について、提案をさせていただきたいと思います。
まず具体的にどんな変更を行いたいかということを先に書いてしまいますと、
Thunderbird の製品ページ
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
など画像とともに添えられているメッセージ(tagline と呼ばれるらしいです)が、現在
1.「受信トレイを取り戻せ」
となっているものを、
2.「迷惑メールにさよならを」
と変えていきたい、というものです。
■どうして変更したいのか
・予備知識の無い状態で、「受信トレイを取り戻せ」と言われた場合、少なくとも何から(どこから)取り戻すのかという対象がわからないこと
・迷惑メールフィルタやホワイトリストなど、Thunderbird の迷惑メール対策機能として注目されている機能にフォーカスを宛てたい
・Firefox 1.0 のスタートページとして作成した Google の Firefox 向けスタートページの中でも Thunderbird の紹介のフレーズで「迷惑メールにさよならを」というものを使っているため、これとも統一できるので、既にメッセージを見たことのある人に繰り返しメッセージを伝えて印象を深めることが出来る
■変更の提案についての経緯
11/19 に開催された Mozilla Japan の定例ミーティングで、Thunderbird 1.0 のリリースに向けて、マーケティングメッセージとしてこのように変更したほうがよいのではないかという提案があり、同意を得ました。
それについてマーケティング部門のメーリングリストで確認をとったところ、
勝手にページが関わっていると作業にあたっている人にとって「気持ち悪い」 という意見が出ている
http://moz.skillup.jp/jtp/viewtopic.php?p=4338#4338
過去にこれまでこのフレーズの翻訳について議論があり、その結果「受信トレイを取り戻せ」というものに落ち着いた経緯がある
http://moz.skillup.jp/jtp/viewtopic.php?t=1401
という経緯もあるので、こちらのフォーラムをお借りして、変更についてオープンな形で提案させていただくのがよいと思い、提案させていあtだいています。
■定例ミーティングについての補足
いきなり「11/19の定例ミーティングで」と言われても何のことか、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。Mozilla Japan では本格的に活動を開始して以来、ほぼ毎週今後の方針を決める定例ミーティングを行っています。
これは、Mozilla Foundation でも議事録のサマリが公開されている
http://www.mozilla-japan.org/status/minutes.html
「スタッフ会議」にあたるものです。
ローカライズセンターや翻訳部門、マーケティング部門などさまざまなセクションがありますが、現在はこの定例ミーティングに合わせてその週の活動を報告していただいています。
この定例ミーティングと、その後スタッフ宛てに流される議事録をもって、参加者全体の情報の共有や、方針の確認を行っています
(もちろん、実務的な内容は部門間でのメーリングリストや各フォーラムで行われますし、セキュリティに関する緊急な対応については、臨機応変に対応することもありますが)。
今回はまず定例ミーティングでメッセージ変更の方針を確認しましたが、上記のような経緯もありますので最終的に決定する前にこちらの翻訳部門のフォーラムで提案をさせていだたいています。
■メッセージを変更することで
「迷惑メールにさよならを」とメッセージを変更することには、次のような狙いがあります
・「迷惑メールにさよならを」というフレーズを用いることで、パソコン向けに送られる迷惑メールの対処に困っている人に「メールソフトを変更することで迷惑メール対策が出来る」ことを知ってもらう
・単独でのメッセージとしてみた場合「受信トレイを取り戻せ」よりも「迷惑メールにさよならを」とすることで、予備知識なしにより多くの電子メールクライアントのユーザに興味を持ってもらうことが出来る
・まず、このフレーズで Thunderbird に興味を持ってもらい、使って試してもらうことで、今使っている電子メールソフト以外にも選択肢があることを知ってもらう(これにより、結果的に「受信トレイを取り戻せ」というメッセージが伝えたい内容の一部または全体を伝えることもできる)。
もちろん、使ってもらった結果、「世界中の開発者によって生まれた(そして、日本語UIにもローカライズされた)オープンソース製品によって電子メールがより使いやすくなった」という印象を持ってもらえればベストですが、このメッセージの変更ではひとまずそこまではカバーしていません。その点では「受信トレイを取り戻せ」が包括的に含むすべてのメッセージはカバーすることは出来ませんが、ひとまずは目的を持ってまず Thunderbird を使ってもらうことが出来れば、と考えています。
■問題点があれば話し合っていきましょう
近いうちに Thunderbird 1.0 の英語版のリリースがあり、それに続いてローカライズセンターにより日本語のランゲージパックやインストーラー版がリリースされることと思います。現在はいろいろな状況があるので具体的なスケジュールは記述することが出来ませんが、それに合わせてウェブサイトを更新していったり、プレスリリースなどで外部へのメッセージを出していく中で、このフレーズが含まれることがあるかもしれません。
ですので、もし強い反対意見や、「変更すべきでない」という大きな異論がある場合には、リプライをいただければと思います。もちろん、他の側面からもこの方に変えたほうがよい、というこの案を支持する別の視点からのご意見も投げかけてくださってかまいません。
こちらでおおむねの同意がいただけたり、問題点については改善案が出せたりするようであれば、tagline の差し替えや Web サイト内の記述を置き換えるといった具体的な作業に入っていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。
Ryuzi Kambe 登録日: 2004年10月 28日 記事: 34
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月06日(月) 16:15
Anonymous wrote: Mozilla Japan 翻訳部門の活動に参加されている皆様:
申し訳ありません。タイミングの悪いことに、ログアウトしてしまっていたようです。
こちらの引用元の記事は私が投稿しました。
山口 登録日: 2003年5月 23日 記事: 2920
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月06日(月) 18:07
こんにちは。
Anonymous wrote: 1.「受信トレイを取り戻せ」
となっているものを、
2.「迷惑メールにさよならを」
原文は「Reclaim your Inbox」ですね。確かに、「受信トレイを取り戻せ」に達したときも、「いまいち分かりにくい『掴み』だよだなぁ」と思いました。Thunderbird 1.0 のリリースを機に見直すのも良い案だと思います。
ただ、僕なら違うキャッチにすると思います。「迷惑メールにさよならを」では、語尾が弱くパンチがない。「さよなら」はもともとは「さようなら」ということもあって、語感として非常に不安定です。また全体が 13 音あるためフレーズ全体のリズムも崩してしまっています。(例えば「迷惑メール」だけで 7 音使っているため、リズムを取るためにはあと 5 音しか残っていないことになります。できれば全体を 12 音か 14 音にまとめたいところです。(12 音(7+5 や 5+7) あるいは 14 音(7+7) という音は俳句や和歌などでも使われる、比較的耳当たりの良いリズムになります。)
ただ、やはり「迷惑メールにさよならを」で問題となるのは、音の数よりも、「さよならを」という後半部分の表現し難い不安定さを加えた語尾の弱さですね。
では、僕だったらどうするか? 「Reclaim your Inbox」から受ける言葉としての印象を大切にする(例:claim はかなり強い主張)とともに、明確な語尾で終わるようにこころがけ、できるだけリズムの良い、パンチのある表現を目指します。
例えば、ちょっと硬い感じにするのであれば:
迷惑メールからの決別
少し柔らかくするのであれば:
迷惑メールに別れを
くらいですね。
以前の議論のときのように、皆で知恵を寄せ合って考えれば良い案が出てくるのではないでしょうか。メッセージさえ明確に打ち出せるのであれば、なにも「迷惑メールを・・・」ではじめなければならないこともないと思います。皆さんもアイデアを持ち寄ってください。時間があれば、複数の案を投票にかけるという手もあるかもしれませんね。実際に読む人が持つ印象も大切ですし。どうぞよろしくお願いします。
池田 登録日: 2003年5月 22日 記事: 408 所在地: 東京
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月06日(月) 21:35
池田です。
山口 wrote: 原文は「Reclaim your Inbox」ですね。確かに、「受信トレイを取り戻せ」に達したときも、「いまいち分かりにくい『掴み』だよだなぁ」と思いました。Thunderbird 1.0 のリリースを機に見直すのも良い案だと思います。
http://moz.skillup.jp/jtp/viewtopic.php?t=1401
を読んでいただければおわかりと思いますが、「受信トレイを取り戻せ」がわかりやすいキャッチコピーであると思っている人はいないと言っても過言ではないでしょう。
ベストではないがベターである、というチョイスであったと理解しています。
マーケティング的観点からすれば、変更するのが当然と考えます。
山口 wrote: ただ、やはり「迷惑メールにさよならを」で問題となるのは、音の数よりも、「さよならを」という後半部分の表現し難い不安定さを加えた語尾の弱さですね。
同感です。
山口 wrote: 例えば、ちょっと硬い感じにするのであれば:
迷惑メールからの決別
少し柔らかくするのであれば:
迷惑メールに別れを
くらいですね。
私なら、
迷惑メールよ、さようなら
ですね。「よ」が重なるのと句点を打たなきゃいけないのがイマイチですが。
趣味としてはサンダーバードにひっかけたい所ですが、一番有名なフレーズが「はい、パパ」ですから工夫のしようがないし。
ま、いいキャッチコピーが簡単にできるようなら、糸井さんのようなコピーライターは要らないわけで。
もう少し考えてみます。
# つうか、いまどき「スパムフィルタが付いてます」、だけでは売り物になるとも思えないんですが。
# 「元祖スパムフィルタ」とでもしますか ____________________ Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
池田 登録日: 2003年5月 22日 記事: 408 所在地: 東京
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月06日(月) 23:56
池田です。
ほんとに少ししか考えてないのに連投失礼します。
池田 wrote: 趣味としてはサンダーバードにひっかけたい所ですが、一番有名なフレーズが「はい、パパ」ですから工夫のしようがないし。
# つうか、いまどき「スパムフィルタが付いてます」、だけでは売り物になるとも思えないんですが。
Thunderbird の売りとしては、スパムフィルタだけではなく、ウィルスにやられにくい、テーマをカスタマイズできる、拡張期能がある、など「迷惑メールうんぬん」以上のものがあると思います。
「Mozilla Thunderbird メールを使う理由 」をながめながら、つらつら考えましたが、趣味に走ったコピーであるとは自覚しつつ;
メールの国際救助隊
を提案します。
このコピーだけで、「困っているユーザの味方」「安全」「多機能」「無料」「外国製のソフト」「オープンソースによる多国籍の開発」「RSS などの先進機能」「拡張機能やカスタマイズ(サンダーバード2号ですが)」と、Thunderbird の特徴を余すところなく表現していると自負します。
なお、私が調べた範囲では、「国際救助隊」は商標登録されていません。
ご検討ください。 ____________________ Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
Ryuzi Kambe 登録日: 2004年10月 28日 記事: 34
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月07日(火) 12:06
山口 wrote: では、僕だったらどうするか? 「Reclaim your Inbox」から受ける言葉としての印象を大切にする(例:claim はかなり強い主張)とともに、明確な語尾で終わるようにこころがけ、できるだけリズムの良い、パンチのある表現を目指します。
例えば、ちょっと硬い感じにするのであれば:
迷惑メールからの決別
少し柔らかくするのであれば:
迷惑メールに別れを
くらいですね。
上記の Reclaim の語感を考慮した上での案は、とてもよいと思います。
よく見てみたら、Firefox のプロダクトぺージでも、
「迷惑メールにお別れを」(原文は Read Mail—Not Spam)
を使用しており、そことの統一も出来てよいと思います。
参考:Firefox 製品ページ
http://www.mozilla.org/products/firefox/index.html
Google のスタートページもこちらののフレーズを使っていますし、
迷惑メールにお別れを
で統一するということでいかがでしょうか。
山口 登録日: 2003年5月 23日 記事: 2920
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月07日(火) 13:50
Ryuzi Kambe wrote: 迷惑メールにお別れを
この言い回しは僕も検討しましたが、提案しませんでした。というのも、表現の印象として優しすぎ、軟弱な感じがするからです。また、「お別れを」の「お」と「を」で「o(オー)」音が重なってしまい、耳当たりが良くない気がします。
「Inbox を溢れ返させる鬱陶しいジャンクメールから Inbox を取り返すぞ!」という強い意気込みを見せてください。それが、「Reclaim your Inbox」の目指すところだと思います。僕はその意気込みを他の表現で見せたいと思い、前のような案を出しました。
Ryuzi Kambe 登録日: 2004年10月 28日 記事: 34
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月07日(火) 15:43
山口 wrote: Ryuzi Kambe wrote: 迷惑メールにお別れを
この言い回しは僕も検討しましたが、提案しませんでした。というのも、表現の印象として優しすぎ、軟弱な感じがするからです。また、「お別れを」の「お」と「を」で「o(オー)」音が重なってしまい、耳当たりが良くない気がします。
「Inbox を溢れ返させる鬱陶しいジャンクメールから Inbox を取り返すぞ!」という強い意気込みを見せてください。それが、「Reclaim your Inbox」の目指すところだと思います。僕はその意気込みを他の表現で見せたいと思い、前のような案を出しました。
これは印象の違いなのですが、私は「別れ」よりは「お別れを」の方が時にはより強い意味を示すこともあると思います。
「別れ」の場合は「再会」や「新たな出会い」もあるかもしれませんが、
「お別れ」という言葉には、二度と元の関係に戻らないときに使うときが多いと思います。
そういう意味では、逆に情け容赦ない意味もあると思います。
例1:
「お別れね」
「お別れだ」
例2:
「お別れの言葉」
一方で
「別れの言葉」
だと、卒業式などを連想し、これはまた再会や新たな出会いを感じさせます。
ユーザに迷惑メールと再会させたり新たな出会いをさせるわけにいかないので、「お別れ」という言葉でもって
二度と元の迷惑メールだらけの環境には戻しません、という意気込みとして十分込められると思います。
山口さんも一度は検討されていた案ですし、今回の内容に同意いただける部分があるようでしたら、妥協点として
迷惑メールにお別れを
の案をいただけませんでしょうか。
ちなみに予定よりも早く Thunderbird 1.0 がリリースされ、ウェブサイトも更新されていまので、差し替えできるなら早めにしたいという要望が来ています。もうすこしフィードバックを受け付けたいですが、明日中くらいまでにひとまずこの案について結論を出したいと考えています。
山口 登録日: 2003年5月 23日 記事: 2920
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月07日(火) 18:27
Ryuzi Kambe wrote: これは印象の違いなのですが、私は「別れ」よりは「お別れを」の方が時にはより強い意味を示すこともあると思います。
Kambe さんが上にあげている例は何を意味しているのでしょうか? 文学的に説明したいのかもしれませんが、Kambe さんの意図するところが判りません。
「お別れ」とは「別れ」に敬意を表する接頭辞である「お」をつけた言葉ですね? つまり何かに敬意を示しているわけです。「迷惑メールにお別れを」という文脈の中で、敬意の対象は「迷惑メール」になってしまいます。果たして鬱陶しい迷惑メールに敬意を表する必要があるのでしょうか?
また、「迷惑メールにお別れを」は、オリジナルの「Reclaim your Inbox」という決然とした印象を与えることにさえ失敗しています。
この投稿をしている時点までに、次の四点が案として提示されました。
迷惑メールからの決別
迷惑メールに別れを
迷惑メールよ、さようなら
メールの国際救助隊
これらの案がなぜ適切ではないと判断されたのか、説明がありません。どのような経緯からこれらの案は不適切だと判断されたのでしょうか? 提案を募ったのであれば、出された案に対して判断の基準を示し、なぜその案を採用しなかったのかを説明するのが、アイデアを出した人に対する最低限の礼儀ではないでしょうか?
pswf 登録日: 2003年7月 16日 記事: 543
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月07日(火) 18:54
「迷惑メールにお別れを」はもともと私の案です。
「お別れ」に敬意の意味はありません。皮肉を込めた言い方なのです。分かりませんかね?
例えば「穴だらけの IE にお別れを」とか。
オリジナルの意味・印象を完全に残す必要はありません。
Ryuzi Kambe 登録日: 2004年10月 28日 記事: 34
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月08日(水) 11:40
いろいろ返信しないといけない内容があるのですが、とりいそぎ以下の四件について選ばなかった理由を書いておきます。
山口 wrote: この投稿をしている時点までに、次の四点が案として提示されました。
迷惑メールからの決別
迷惑メールに別れを
迷惑メールよ、さようなら
メールの国際救助隊
迷惑メールからの決別・・・・決別という言葉が文語的であり、キャッチフレーズとしては他のものを探したいと思いました。
迷惑メールに別れを・・・これは、書きましたように、「別れを」に関しては可逆的な印象も含まれると思います。「別れ」「お別れ」の二語で検索してみても、そのような使い分けがあるような気がします
池田さんの2案に関しては、一種の代替案を出していただいたのだという認識です。
迷惑メールよ、さようなら については 「夜霧よ今夜もありがとう」 のごとく流れる語感でよいのですが、少し昭和を感じさせます。私は昭和生まれの昭和世代ですが、すこし古さも否めないのではないかと思います。最近の小説や映画のどんなキャッチフレーズでも「○○よ」と呼びかけるものは、最近とんとみかけません(私の見識が浅いだけかもしれませんが)
国際救助隊に関しては、個人的は大賛成です。これを思わず採用してしまいたいですが、やはりリスクが高すぎます。映画のサンダーバードシリーズの権利を持っているところは、DVD 販売など商標以外にもさまざまあるわけで、それにタダ乗りしてしまうことになります(しかも製品のキャッチフレーズとして)。
これがきっかけで、日本国内で「Thunderbird」という名称が一切使えなくなる可能性もあるわけで、マーケティングメッセージとしては 限りなくありえません。池田さんもそのへんをわかった上で提案してくださっているものと思っています。それに関してこのようなツッコミをするのは野暮かもしれません。。。
山口 wrote: これらの案がなぜ適切ではないと判断されたのか、説明がありません。どのような経緯からこれらの案は不適切だと判断されたのでしょうか? 提案を募ったのであれば、出された案に対して判断の基準を示し、なぜその案を採用しなかったのかを説明するのが、アイデアを出した人に対する最低限の礼儀ではないでしょうか?
これがブレインストーミングのなら、けしてその基準を示さないことが礼儀の欠如であるとは思いません。たくさん出たアイディアの中ででよいものを選ぶために、私は他のものが不適切だと前の投稿で書いた覚えはありません。「迷惑メールにお別れを」がよりよいと思ったし、山口さんも一度は検討されているということで、双方の意見の一致点としてもよいのでは、と思うので推挙したのです。
もし、「迷惑メールにお別れを」が限りなく悪い案だと思う方がいらっしゃいましたら、他の方からももっとこのトピックにそのようなリプライをいただければと思います。
Orca 登録日: 2004年4月 20日 記事: 511 所在地: 関西
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月08日(水) 13:57
こんにちは。
ちょっち追いついていないので古いことも書いてるです。
山口 wrote: (12 音(7+5 や 5+7) あるいは 14 音(7+7) という音は俳句や和歌などでも使われる、比較的耳当たりの良いリズムになります。)
7 + 5とゆーのはよいかもだけど, 「迷惑メールに」「別れを」だと 8 + 4になるので, 「迷惑メールにお別れを」でも構わないかも, とか思うです。字余りってことで。
「迷惑メール、さよーなら」みたいに, 「に」とか「よ」とか付けないって手もあるかも。
池田 wrote: 趣味としてはサンダーバードにひっかけたい所ですが、一番有名なフレーズが「はい、パパ」ですから工夫のしようがないし。
「サンダーバード」みたいなアレも含めて , 考えてたのはこんなの。
迷惑メールから身を守れ
受信トレイを我が手に
受信トレイを奪回セヨ (指令みたいな感じで)
「inbox」ヲ奪還セヨ
3、2、1、0 (こんなアレで始まってなかったっけ?)
最後のは冗談にしても, Mozilla プロダクトのページ に並んでるのを見たばーい, バランスが悪くなるかも。「サンダーバード」に偏り過ぎてしまうと (最後の 3つくらい)。
また, 「受信トレイ」が Outlookを意識したものだと聞いて, あまりそーゆーのを意識したのをアレするのは好きくないので, 結局最初のしか残らなかったり。
# Outlookを駆逐するとかではなく, よい mailerを出すのが目的だと思うし
んで, 「迷惑メールにお別れを」は, コレはコレでよいのではないでしょーか。
池田 登録日: 2003年5月 22日 記事: 408 所在地: 東京
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月08日(水) 18:07
池田です。
Ryuzi Kambe wrote: 池田さんの2案に関しては、一種の代替案を出していただいたのだという認識です。
その通りです。それ以上でもそれ以下でもありません。
# 各種の案の中から決めるのがマーケティングの仕事ですし、センスの見せ所です。
Ryuzi Kambe wrote: 迷惑メールよ、さようなら については 「夜霧よ今夜もありがとう」 のごとく流れる語感でよいのですが、少し昭和を感じさせます。私は昭和生まれの昭和世代ですが、すこし古さも否めないのではないかと思います。最近の小説や映画のどんなキャッチフレーズでも「○○よ」と呼びかけるものは、最近とんとみかけません(私の見識が浅いだけかもしれませんが)
私は昭和真ん中生まれのネット老人ですから、そろそろ引退して盆栽いじりに励んだ方がいいかも
Ryuzi Kambe wrote: 国際救助隊に関しては、個人的は大賛成です。これを思わず採用してしまいたいですが、やはりリスクが高すぎます。映画のサンダーバードシリーズの権利を持っているところは、DVD 販売など商標以外にもさまざまあるわけで、それにタダ乗りしてしまうことになります(しかも製品のキャッチフレーズとして)
実を言えば、この提案は博打でして、Thunderbird 1.0 リリースキャンペーンにサンダーバードが使用される、という読みでした。
当フォーラムの 「更新:mozilla.org スタッフ会議 議事録 」 をご参照ください。
読みが外れた以上、さらにプッシュするつもりはありません。
Ryuzi Kambe wrote: もし、「迷惑メールにお別れを」が限りなく悪い案だと思う方がいらっしゃいましたら、他の方からももっとこのトピックにそのようなリプライをいただければと思います。
歴史と同じでレバタラはありませんが、もし神部さんが最初から「迷惑メールにお別れを」でご提案いただいていれば、もう少し違った流れになっていたのではないかと愚考します。
Orca さんと同意見で、これはこれでいいのではないでしょうか、というのが私の意見です。
少なくとも「受信トレイを取り戻せ」よりはベターであると思います。 ____________________ Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
濱崎 登録日: 2004年1月 27日 記事: 296 所在地: 静岡県
件名: 勢いで考えた代案 投稿時間: 2004年12月08日(水) 18:18
迷惑メールをやっつけろ!
原文(reclaim your inbox)で使われている reclaim はもっと上品な感じですが、受信トレイ(inbox) という言葉にこだわなくていい、なおかつ、迷惑メールに注目した言い方をするなら、これくらい強い表現も有りかなと思いました。
与える印象と勢いは、このトピックで示された案の中では一番だと思います。
代案の選考にかけられる時間もあまりないと思いますので(日本で 7 日が終わっているから、もう時間切れかな?)、考慮の対象から外してもらっても結構です。
Ryuzi Kambe 登録日: 2004年10月 28日 記事: 34
件名: Re: 勢いで考えた代案 投稿時間: 2004年12月09日(木) 16:47
濱崎 wrote: 迷惑メールをやっつけろ!
原文(reclaim your inbox)で使われている reclaim はもっと上品な感じですが、受信トレイ(inbox) という言葉にこだわなくていい、なおかつ、迷惑メールに注目した言い方をするなら、これくらい強い表現も有りかなと思いました。
与える印象と勢いは、このトピックで示された案の中では一番だと思います。
代案の選考にかけられる時間もあまりないと思いますので(日本で 7 日が終わっているから、もう時間切れかな?)、考慮の対象から外してもらっても結構です。
こんにちは。
迷惑メールをやっつけろ!・・・単体であればとても勢いがあるよいフレーズだと思います。
ただし、(ときどきそのような記載を見かけますが)Thunderbird 自体は ウィルスを無効化する機能を持たないこと(せいぜい疑わしいものを迷惑メールフォルダに移動するのみ)ということと、Firefox の「Web の再発見」と並べるとちょっとテンションに差があると思います。
そのあたりを考慮するとなかなかこれを使うのは難しく、大変申し分けないです。またこのような機会はあると思いますので、そのときに再びセンスを拝借できればうれしいです
今後ともツッコミ宜しくお願いいたします。
Ryuzi Kambe 登録日: 2004年10月 28日 記事: 34
件名: Re: 「受信トレイを取り戻せ」から「迷惑メールにさよならを」へのメッセージ変更の提案 投稿時間: 2004年12月09日(木) 17:08
池田 wrote: 私は昭和真ん中生まれのネット老人ですから、そろそろ引退して盆栽いじりに励んだ方がいいかも
Bonsai 眺めたり Branch を弄るってのも乙かもしれません
池田 wrote: Ryuzi Kambe wrote: もし、「迷惑メールにお別れを」が限りなく悪い案だと思う方がいらっしゃいましたら、他の方からももっとこのトピックにそのようなリプライをいただければと思います。
歴史と同じでレバタラはありませんが、もし神部さんが最初から「迷惑メールにお別れを」でご提案いただいていれば、もう少し違った流れになっていたのではないかと愚考します。
ご指摘のあった点、反省したいと思います。提案の仕方で、どういう経緯にせよ不快な思いをさせてしまった部分もあることには、申し訳なくなく思っています。
池田 wrote: Orca さんと同意見で、これはこれでいいのではないでしょうか、というのが私の意見です。
少なくとも「受信トレイを取り戻せ」よりはベターであると思います。
議論を尽くしつくせたとは書けませんが、改めてフィードバックをいただくことが出来たと思います。多くの良い案をいただいた中で、今回は「迷惑メールにお別れを」を選ばせていただきたいと思います。
Web サイト上のテキストや、プレス資料の中の tagline に関しては、Thunderbird 1.0 日本語版のリリースまでに順次変えていきたいと思います。
今後このようなキャッチコピーに類する翻訳を検討するときもマーケティング的観点からも議論に参加させていただきたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
濱崎 登録日: 2004年1月 27日 記事: 296 所在地: 静岡県
件名: Re: 勢いで考えた代案 投稿時間: 2004年12月10日(金) 18:51
Web の再発見 とはトーンが違ってしまうなと思ってました。
お忙しいところ、時間切れの提案に対して、納得できる説明をしていただき、ありがとうございました。
Ryuzi Kambe wrote:
ただし、(ときどきそのような記載を見かけますが)Thunderbird 自体は ウィルスを無効化する機能を持たないこと(せいぜい疑わしいものを迷惑メールフォルダに移動するのみ)ということと、Firefox の「Web の再発見」と並べるとちょっとテンションに差があると思います。