(1) However, you may wish to trap the events and handle them in a special way.
・「イベントをトラップし、特殊な方法で処理したいかもしれません。」
・「しかしながら、イベントを…」
(2) You can add event handlers to the elements inside the content if needed.
・「必要な場合には、内容の中にある要素にイベントハンドラを追加することができます。」
・「内容の中にある要素にイベントハンドラを追加することは、必要に応じてできます。」
(3) However, you may want to add an event handler to the entire contents, that is, all the elements defined in the content tag.
・「しかし、イベントハンドラを内容全体に追加したいかもしれません。つまり、 content タグ内に定義されたすべての要素に対してです。」
・「しかし、イベントハンドラを内容全体に対するものとして追加したいかもしれません。つまり、 content タグ内に定義されたすべての要素に対するものとしてです。」
「内容全体」の説明が「 content タグ内に定義されたすべての要素」なので、訳文の様に構成するなら、両方に同じ「対する」を入れた方が安定する。
(4) You can use more than one handler if necessary.
・「必要な場合、複数のハンドラを使うことができます。」
・「必要なら、複数のハンドラを使うことができます。」
(5) If an event does not match any of the handler events, it is simply passed to the inner content as usual.
「イベントが handler イベントのどれともマッチしない場合、それは単に、いつものように内側の内容に送られるだけです。」
「イベントが handler のイベントのどれともマッチしない場合、…」
「handler イベント」という種類のイベントが存在するかのような表現を修正。
(6) Similarly, you may wish to change a property when the element is focused. You will need to add handlers to adjust the properties whenever input from the mouse or keyboard would require it.
・「同様に、要素がフォーカスされた場合、プロパティを変更したい場合があるかもしれません。マウスやキーボードからの入力が要求する場合にはいつでも、プロパティを調整するハンドラを追加する必要があります。」
・「同様に、要素がフォーカスを得たときにプロパティを変更したい場合があるかもしれません。その場合、マウスやキーボードからの入力があるたびにプロパティを調整するようなハンドラを追加する必要があります。」
(7) For key events, you can use a number of attributes similar to those for the key element to match a specific key and match only when certain modifer keys are pressed.
・「キーイベントの場合、指定のキーにマッチさせるためや、ある修飾キー (modifier key) が押された時だけマッチさせるために、 key 要素がもつ属性に似た数多くの属性が使えます。」
・「…、ある修飾キーが押された時だけマッチさせるために、 key 要素がもつ属性と同様の、種々の属性が使えます。」
「(modifier key)」は不要に感じます。
「数多くの - number of 」→「種々の」: key 要素にそんなに多くの属性は無いので。
「似た」→「同様の」:実際に同じ名前の属性を使うので「似た」は不適切に感じます。
(8) You can also use the keycode attribute...
・「文字で表すことのできない…」
HTML ソースでは P タグの終了タグが省略されていますが(UL タグの手前)、自動処理の都合上など、入れておいた方が良いかも。
(9) The following example adds some key handlers to create a very primitive local clipboard:
・「次の例は、キーハンドラを幾つか追加して、非常に原始的なローカルクリップボードを作成しています。」
・「次の例は、キーハンドラを幾つか追加して、(原始的な/ごく初歩的な)ローカルクリップボードを作成しています。」
英語の very は「まあまあ」ぐらいの強調で、「非常に」という程ではないと思います。「原始的」という語自体がきつい表現なので、ここでは訳さなくてもいいぐらいかと思います。
(10) Three handlers have been added, one for cut, one for copy and the other for paste.
・「ハンドラを 3 つ追加しました。一つは切り取りのためのもの、もう一つはコピーのためのもの、最後は貼り付けのためのものです。」
・「ハンドラを 3 つ追加しました。一つはカット、もう一つはコピー、最後はペーストのためのものです。」
(11) The first element of the anonymous content array is retrieved which gives a reference to the textbox element, which happens to be the first (and only) element within the content element.
・「無名内容配列の最初の要素が取得される。これは、 content 要素内の最初 (そして、ただ一つ) の要素である textbox 要素への リファレンスを返す。」
・「リファレンス」→「参照」
他でも「参照」に統一されているようです。
(12) The value property is retrieved which will provide the text within the textbox. This is then assigned to the clipboard field. The result is copying the text in the textbox into this special clipboard.
・「次に、この値は clipboard フィールドに割り当てられる。その結果、テキストボックス内のテキストがこの特殊なクリップボードにコピーされる。」
・「次に、この値は clipboard フィールドに<あてがわれる/代入される>。その結果、テキストボックス内のテキストがこの特殊なクリップボードに複製されることになる。」
「割り当てる」は、文字どおり分割した一部を与えると言った語感があるので、別の表現に(すぐ後にもう1カ所)修正。
The result is は前2文の工程を合成した結果として、といった感じなので、文末をそれにふさわしい表現に修正。
copying :操作の「コピー」と区別する意味で「複製」。
(13) If we were creating a real implementation of these clipboard keyboard shortcuts, we would probably use the real clipboard interface and handle the current selection as well.
・「こうしたクリップボードのキーボードショートカットを実際に実装する場合は、おそらく、実際のクリップボードインターフェイスを実装し、現在選択されているテキストも同じように処理することになるでしょう。」
・「…、おそらく、(選択中/選択状態)のテキストも処理する<本当/真>のクリップボードインターフェイスを採用することになるでしょう。」
2番目の real は例示された手抜きのクリップボードに対抗する意味なので「本当の/真の」に修正。
and 〜 as well を無理に順接的に訳さなくてもいいように思う。
as well の訳は「テキストも」の「も」に含まれているので、「同じように」は余計に思う。
(14) (Next) In the next section, we'll see how to extend existing XBL definitions.
・「(進む) 次のセクションでは、既にある XBL 定義を拡張する方法を見ることにしましょう。」
・「既にある」→「既存の」
[2] Any binding can be extended with another. The child binding can add properties, methods and event handlers. The child binding will have all the features it defines in addition to the features from the binding it inherits from (and any that binding inherits from and so on up the tree).
・「バインディングはどれも、別のものを拡張できます。子供のバインディングには、プロパティ、メソッド、イベントハンドラを追加できます。子供のバインディングは、それが継承するバインディングの機能 (と、そのバインディングがツリーの上流から継承する機能) の他に、それが定義するすべての機能をもちます。」
・「バインディングはどれも、別のものから拡張できます。拡張で得られる子バインディングには、プロパティ、メソッド、イベントハンドラを追加できます。子バインディングは、継承する親バインディング (と、その継承ツリーの更に上流にあるバインディング) の機能に加えて、自身が定義するすべての機能をもちます。」
「拡張」と「子」の対応関係を「拡張で得られる子バインディング」で明確にしました。
[3] The URL given in the extends attribute above is the URL of the binding of the textbox binding. This means that we inherit all of the content and behavior provided by the textbox binding.
・「上の extends 属性にある URL は、textbox binding のバインディング URL です。これは、テキストボックスのバインディングが提供する内容と振る舞いのすべてを継承するということです。」
・「上の extends 属性に与えられている URL が、< textbox バインディング/ textbox バインディング(テキストボックスを定義するバインディング)>の URL です。その結果、textbox バインディングが提供する内容と振る舞いのすべてが継承されることになります。」
URL of the binding of the textbox binding を単純に「 textbox バインディングの URL 」としたが、ちょっと疑問が残るかも。
原文が URL of the textbox binding ではなく、URL of the binding of the textbox binding と書いている理由がよくわかりません。
[3] The URL given in the extends attribute above is the URL of the binding of the textbox binding. This means that we inherit all of the content and behavior provided by the textbox binding.
・「上の extends 属性にある URL は、textbox binding のバインディング URL です。これは、テキストボックスのバインディングが提供する内容と振る舞いのすべてを継承するということです。」
・「上の extends 属性に与えられている URL が、< textbox バインディング/ textbox バインディング(テキストボックスを定義するバインディング)>の URL です。その結果、textbox バインディングが提供する内容と振る舞いのすべてが継承されることになります。」
URL of the binding of the textbox binding を単純に「 textbox バインディングの URL 」としたが、ちょっと疑問が残るかも。
原文が URL of the textbox binding ではなく、URL of the binding of the textbox binding と書いている理由がよくわかりません。