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kmine 登録日: 2004年3月 23日 記事: 142
山口 登録日: 2003年5月 23日 記事: 2920
件名: Re: [草稿公開] 11.5 : より高度なウィザード 投稿時間: 2004年5月09日(日) 11:26
こんにちは、kmine さん。草稿をどうもありがとうございます。ちょっと反応が遅くなってしまいましたが、読ませて頂きました。僕は XUL の知識を全く持っていないので、おかしな指摘をしているかもしれませんが、気づいた点を以下に挙げていきます。
Quote: In some cases however, you may want to have different pages of the wizard appear depending on what the user selects in earlier pages.
しかし幾つかの場合には、ユーザーが前のページで選択した内容によってウィザードの別のページが現れるようにしたいでしょう。
※ 「some」や「may」の訳し方が改良できるかもしれません。
→ しかし場合によっては、ユーザが前のページで選択した内容によって、ウィザードの別のページが表れるようにしたいかもしれません。
Quote: This should be set to an indentifer for each page.
各ページに対する識別子となるように、これを設定します。
※ 文頭の「This」は前の文章の内容を指しています。つまり、各ページに pageid 属性を入れることですね。
→ これで各ページに対する識別子を設定することができます。
Quote: Then, to navigate to a page, use one of two methods:
それから、ページへの移動を行うために 2 つのメソッドを使います:
※ 「one of the two methods」となっているので・・・
※ あと「method」はいわゆる「メソッド」というよりは、単なる「方法」としても良いのではないでしょうか?
→ そして、あるページに移動するにあたっては、次の二つの方法のうちのいずれかを使います。
Quote: Set the next attribute on each page to the page ID of the next page to go to.
各ページの next 属性に、移る次のページの ページ ID を設定します。
※ 何かややこしい英文ですね。和訳はうまくできていると思いますが、語順を変えるともっと分かり易いのではないでしょうか。・・・でも何か自信ないです・・・
→ 各ページの next 属性を、次に移るページのページ ID として設定します。
Quote: You can change these attributes as needed to navigate to different pages.
異なるページへの移動が必要となり次第、 この属性を変更することができます。
※ これは主に日本語の趣味的問題のような気がしますが、ちょっと違う訳を提示してみます。
→ 必要に応じて、こうした属性を変更して異なるページへと移動できるようにすることもできます。
Quote: Call the wizard's goTo method.
ウィザードの goTo メソッドを呼ぶ。
※ 一応、語尾は揃えてくださいね。
→ ウィザードの goTo メソッドを呼び出します。
Quote: You might call this method in the onpageadvanced or onwizardnext handlers.
このメソッドを onpageadvanced か onwizardnext ハンドラで呼びます。
※ 「might」の訳が難しいですね。
→ このメソッドを onpageadvanced や onwizardnext ハンドラで呼ぶこともできます。
Quote: Note that the goTo method, because it causes a page change, will fire the events again, so you'll have to make sure you handle this case.
goTo メソッドは、ページを変更させるために イベントを再び起こすことに注意してください。そのため、こういった場合を 扱っていることを確認しなければならないでしょう。
※ 長い文章で訳し辛いですが、こうしてみては如何でしょう。
→ goTo メソッドはページ変更を引き起こすため、イベントを再度引き起こすことを覚えておいてください。そのため、こうした場合も確実に処理するようにしてください。
Quote: ただしタブは表示されず、ユーザーは下部にあるボタンを使ってページ間を移動する、ということを除いてですが。
※ ここはもっと単純にしても良いのではないでしょうか。「except」を「ただし」と訳しているので、文末にまで「、ということを・・・」を付ける必要はないと思うのです。
→ ただしタブは表示されず、ユーザーは下部にあるボタンを使ってページ間を移動します。
※ 原文は確かに「valid input has been entered」となっていますが、同じ言葉の繰り返しは、アレなので。
→ 妥当な入力がされるまで
kmine wrote: "secret code" を「秘密コード」と訳しましたか、いいんでしょうか。
う〜ん、良く分かりません。済みません。前後の文脈から分かるかなぁと思ったのですが。思うにこれは特定の意味を持つ技術用語ではなくて、一般的な単語としての「secret code」なのではないかと思いました。
Quote: It is also called whenever a key is pressed in the textbox, to determine whether the Next button should be enabled again.
また テキストボックスでキーが押されるたびに、 Next ボタンを可能にすべきかどうかを決めるためにも呼ばれます。
※ こうした文章は前から順に訳していくと分かり易いのではないでしょうか?
→ これ(checkCode?)はキーが押される度に呼ばれ、Next ボタンを再び有効にするかどうかを決定します。
Quote: There is also a corresponding canRewind property that you can use to enable or disable the Back button.
Back ボタンを可能にしたり不可にしたりするのに使用できる、 canRewind プロパティという対応するものもあります。
※ もう少し説明的に訳した方が良いのではないでしょうか。
→ Back ボタンを有効にしたり無効にしたりする際に利用できる caRewind プロパティという checkCode(自信なし)に対応するプロパティもあります。
Quote: Another useful property of the wizard is currentPage, which holds a reference to the currently displayed wizardpage.
ウィザードのもう 1 つの役に立つプロパティは currentPage であり、これは現在表示されている wizardpage への参照を持っています。
※ 「... , which」の部分で和訳を一旦切ってしまった方がすっきりすると思います。
→ ウィザードにはもう一つ便利なプロパティである currentPage があります。これは...(以下略)
Quote: If you do change it, the various page change events will still be fired.
変更を行ったなら、種々のページ変更イベントがまた起きるでしょう。
※ 何だか訳し難い英文ですね。
→ もし実際にこのプロパティを変更した場合でも、種々のページ変更イベントは依然として引き起こされます。
全体的に、ボタンの「enabled」と「unabled」をそれぞれ「可能」、「不可」としていますが、「有効」、「無効」としてはどうでしょう?ひょっとすると XUL では「可能」、「不可」が定訳なのかもしれませんが・・・
以上です。
あくまで XUL の知識を持たない僕が英文翻訳としてこの文書を読んだ時に気づいたことを挙げてみました。なので、全く見当外れな指摘をしているかもしれませんし、間違っている箇所があるかもしれません。必要に応じて取捨選択をしてください。
では、よろしくお願いします。
tai 登録日: 2003年6月 07日 記事: 194 所在地: 横浜
件名: Re: [草稿公開] 11.5 : より高度なウィザード 投稿時間: 2004年5月09日(日) 14:47
山口 wrote: Quote: In some cases however, you may want to have different pages of the wizard appear depending on what the user selects in earlier pages.
しかし幾つかの場合には、ユーザーが前のページで選択した内容によってウィザードの別のページが現れるようにしたいでしょう。
※ 「some」や「may」の訳し方が改良できるかもしれません。
→ しかし場合によっては、ユーザが前のページで選択した内容によって、ウィザードの別のページが表れるようにしたいかもしれません。
「may want to」ですが、私も以前何度か出くわして訳しずらいなあと感じてました。
で、この前もしかしたらと思って「英辞郎」で調べたら
Quote: may want to
〜してもよい、よかったら〜してください
とありました。
ですのでここも、また文の流れから言っても
「〜現れるようにしてもよいでしょう」
としたほうが日本語として自然かなと思います。
kmine 登録日: 2004年3月 23日 記事: 142
件名: Re: [草稿公開] 11.5 : より高度なウィザード 投稿時間: 2004年5月16日(日) 16:28
山口さん、taiさんありがとうございます。とても参考になります。
Quote: In some cases however, you may want to have different pages of the wizard appear depending on what the user selects in earlier pages.
は
しかし場合によっては、ユーザが前のページで選択した内容によって、ウィザードの別のページが現れるようにしてもよいでしょう。
としました。
山口さん wrote:
Quote:
* There is also a corresponding canRewind property that you can use to enable or disable the Back button.
※ もう少し説明的に訳した方が良いのではないでしょうか。
→ Back ボタンを有効にしたり無効にしたりする際に利用できる caRewind プロパティという checkCode(自信なし)に対応するプロパティもあります。
canRewind は、canAdvanceがNextボタンを有効にしたり無効にしたりできるのに対して、
Back ボタンを有効にしたり無効にしたりできる、ということだと思います。
山口さん wrote:
Quote: 全体的に、ボタンの「enabled」と「unabled」をそれぞれ「可能」、「不可」としていますが、「有効」、「無効」としてはどうでしょう?ひょっとすると XUL では「可能」、「不可」が定訳なのかもしれませんが・・・
すみません、他の翻訳では「有効」、「無効」になっています(2.2 ボタン)。なので、そのようにしました。あと、
ユーザー --> ユーザ
としました。
ほかにも間違っている、とか変だ、とかあればお願いします。
山口 登録日: 2003年5月 23日 記事: 2920
件名: Re: [草稿公開] 11.5 : より高度なウィザード 投稿時間: 2004年5月16日(日) 21:36
こんばんは。
kmine wrote: Quote: In some cases however, you may want to have different pages of the wizard appear depending on what the user selects in earlier pages.
は
しかし場合によっては、ユーザが前のページで選択した内容によって、ウィザードの別のページが現れるようにしてもよいでしょう。
kmine さんの上の訳は自然で良いと思いました。
kmine wrote: canRewind は、canAdvanceがNextボタンを有効にしたり無効にしたりできるのに対して、
Back ボタンを有効にしたり無効にしたりできる、ということだと思います。
なるほど。kmine さんの説明で分かりました。極めて明快な仕組みですね。
kmine wrote: すみません、他の翻訳では「有効」、「無効」になっています(2.2 ボタン)。なので、そのようにしました。あと、
ユーザー --> ユーザ
としました。
いえいえ。他の翻訳との統一性を出すためには、kmine さんの訳の選択の方が自然だと思います。僕のような傍からの意見を気にすることなく、訳語を選択してください。
全体的には読み易かったです。
ではよろしくお願いします。