(1) Remembering State
・「状態を記憶する」
・「状態を保存する」
remember は「記憶する」(後で様々な形で利用するために)というより、「忘れないようにする」(後でそのままの形で再現するために)といった意味合いが強いと思います。節の内容から考えても、「保存する」と訳す方が適切に感じます。
(2) One possibility would be to write a script to collect information about what you would like to save and then save it to a file.
・「一つの可能性は、何を保存したいのかに関する情報を集め、次いで、それをファイルに保存するスクリプトを書くことでしょう。」
・「<一つの方法として/例えば>、… スクリプトを書くことが考えられます。」
(3) You will typically want to save toolbar states, window positions and whether certain panels are displayed or not, but you can save almost anything.
・「多くの場合では、ツールバーの状態やウィンドウの位置、あるパネルが表示されているかどうかを保存したいでしょうし、実際ほとんど何でも保存することができます。」
・「ツールバーの状態やウィンドウの位置、あるパネルが表示されているかどうかを保存させたい場合が多いでしょうが、…」
but を訳出しました。また、typically →「多くの場合では…」の語順が何となく不自然に感じたので後に置きました。
(4) The persist attribute should be set to a space-separated list of attributes of the element that you want to save.
・「 persist 属性は、保存したい要素の属性を、空白で区切ったリストで指定します。」
・「 persist 属性には、…」
(5) You could add additional attributes by adding a space and another attribute name to the persist attribute.
・「空白で区切って属性名を persist 属性に加えることによって、別の属性も保存することができます。 」
・「属性名を persist 属性に空白で区切って加えることにより、…」
(6) You can add the persist attribute to any element and store any attribute. You might use unusual values if you adjust attributes using a script.
・「persist 属性はどの要素にも加えることができ、どの属性も保存できます。スクリプトを使って属性を操作している場合、通常あり得ない値を使う場合があるかもしれません。」
・「… スクリプトを使って属性を操作すれば、通常あり得ない値を<使う/保存させる>こともできるでしょう。」
最初の文と後の文のつながりが見えなかったので。 might を軽い示唆の意味に解釈しました。
(7) We could extend it further to save the collapsed state of the splitter.
・「これは、スプリッターの折り畳まれた状態を保存するよう拡張できます。」
・「<これを/更に>、スプリッターの折り畳まれた状態を保存するように拡張することもできます。」
could :(やればできたけど)実際は行なわなかったことを「拡張することも」に込めました。(5) の「別の属性も」と同様です。
(この could には「他にもいろいろあるけどチュートリアルだからこれぐらいにしておくよ、」といった意味合いを感じます。)
(8) It doesn't really make sense to save the current tab state.
・「実際には、現在のタブの状態を保存しても意味はないでしょう。」
・「ただ、現在のタブの状態については保存しても実質的な意味はないでしょう。」