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[登録] Mozilla 擁護者

 
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著者 メッセージ
山口



登録日: 2003年5月 23日
記事: 2920


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記事 件名: [登録] Mozilla 擁護者     投稿時間: 2003年8月16日(土) 23:14 引用

以下を完成稿として、登録しました。

和訳:Mozilla 擁護者
URL :http://jt.mozilla.gr.jp/apology.html

もし訳を読んで「?」と思うところがあれば、このトピックに返信してください。

よろしくお願いします。
池田



登録日: 2003年5月 22日
記事: 408
所在地: 東京


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記事 件名: Re: [登録] Mozilla 擁護者     投稿時間: 2003年8月18日(月) 17:37 引用

山口 さん、難しい文書の和訳、お疲れさまです。

山口 wrote:
和訳:Mozilla 擁護者
URL :http://jt.mozilla.gr.jp/apology.html

もし訳を読んで「?」と思うところがあれば、このトピックに返信してください。


難しいので後回しにしている間に、完成稿になってしまいましたが Smile

バグカウント

Quote:
フリーソースデイに送り出された Mozilla ソフトウェアには膨大なバグを抱えている。

「フリーソースデイ」とは、文脈からすると、Netscape がソースを公開した日のようです。あまり一般的に使われている用語ではないと思いますので、

→ソースが公開された日の Mozilla ソフトウェアには、膨大な数のバグがある。

Quote:
僕たちは、ちょうど僕たちが 5.0 のベータ 1 に向けて作業を進めているときに、このソースをリリースすると決定した。

"approaching the drive towards" は、もう少し前の時点ではないかと思います。

→ソースを公開するという決定がなされたのは、僕たちが 5.0 のベータ 1 に向けての作業に取りかかろうとしているときだった。

Quote:
そのため一連の機能は

"this set of features" = 「このプログラム」では?

Quote:
僕たちは立ち止まらないようにしようと決心した。そして、出来るだけ早い時点で、ネットベースの開発モデルに移行することが重要だと判断したんだ。

→出来るだけ早い時点でネットベースの開発モデルに移行することが重要だったから、「延期しない」というのが僕たちの決断だった。

Quote:
4.0 を出してからも

→4.0 の後に

Quote:
僕たちは、個人的にこの問題を解決するチャンスをものにすることが出来なかった。その替わりネットがこのチャンスをものにした。なぜなら、ネットが開発にかかわっていた 5.0 は、僕たちが関わっていたものよりも、はるかに安定してたから。

少し整理して、"could have made" を明確化してみました。

→僕たちは個人的な贖罪のチャンスを逃したけど、ネットは勝利した。ネットベースで開発された 5.0 は、僕たちだけでやった場合にできたであろうものよりも、はるかに安定してたからだ。


君は自分にこう問いかけるかもしれない...

Quote:
というのも、...生活をしてきたからだ。

"Since then" は、理由を示す "since" ではない、と解釈した方が良いかもしれません。

→この時以来、...生活をしてきた。

Quote:

これまで統合不可能だと考えられてきた

→最初は統合不可能に思われた

Quote:
コードを見ても、綺麗にまとまったものではないかもしれない。でも実際問題として、それは動いた。

→コードを読むと、綺麗じゃないものに気づくかもしれない。でもそれは動くんだ。

君は不運な人だ

Quote:
ほとんど参考文献やサポートがないまま何百人もの人が書いたコードを理解すること。

修飾のかかり方がやや不明確です。

→何百人もの人が書いたコードを、ごくわずかな参考文献やサポートで理解すること。

Quote:
でも僕たちは長年 Netscape の内部で辛酸を舐めてきたし、非常に良く出来たソフトウェアを公開することが出来なくなったわけでもない

→でも僕たちは長年 Netscape の内部で辛酸を舐めてきたけど、だからといって僕たちはとてもクールなソフトウェアを出す努力をやめなかった。

Quote:
誰もカッコ良いことをするのを止めることができないという事実を忘れるな。

正直、この文には悩みました。決めのセリフでなければコメント付けずにスルーしていた所です。
構文を解析すると;
"Don't let the fact (that it is impossible) stop you from doing cool stuff."
だと思います。

→不可能だという事実で、クールな事にとりかかるのをあきらめるな。
あるいは;
→クールな事に取りかかろうとしているのなら、不可能に思えてもあきらめるな。
あたりでしょうか。

ご参考になれば。
____________________
Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
山口



登録日: 2003年5月 23日
記事: 2920


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記事 件名: Re: [登録] Mozilla 擁護者     投稿時間: 2003年8月18日(月) 23:10 引用

池田さん、ありがとうございます。
ちょっと完成稿にするのを急ぎすぎましたね、ちょっと反省。
この文書は曲者でした。そもそも「apologator」からしてよくわかりません。 Shocked

池田さんの案を眺めつつ、池田さんの案とは違う訳文にしました。
特に大きく変えた部分をあげておきます。
池田 wrote:
→4.0 の後に

→ 4.0 を出してからは...
としてみました。4.0 がいったん出てしまってからは修正するチャンスがなかったということで。

池田 wrote:
少し整理して、"could have made" を明確化してみました。

そうですね。この部分は僕の訳では不明確でした。

池田 wrote:
→僕たちは個人的な贖罪のチャンスを逃したけど、ネットは勝利した。ネットベースで開発された 5.0 は、僕たちだけでやった場合にできたであろうものよりも、はるかに安定してたからだ。

「贖罪」のチャンスを「自分たち」ではなく「ネット」がものにした、と解釈して以下のようにしてみました。

→ 僕たちは、自分たちで贖罪するチャンスをものにすることが出来なかったけれど、替わりにネットがこのチャンスをものにした。なぜなら、ネットが開発にかかわっていた 5.0 は、僕たちが自分たちだけでやった場合にできたであろうものよりも、はるかに安定してたから。
池田 wrote:
"Since then" は、理由を示す "since" ではない、と解釈した方が良いかもしれません。

そうですね。これは僕が勘違いをしていたと思います。
池田 wrote:
→最初は統合不可能に思われた

少し砕けた表現にしてみました。

→ はじめは統合なんて出来ないだろうと思えた新しい機能を追加しよう、...
池田 wrote:
→でも僕たちは長年 Netscape の内部で辛酸を舐めてきたけど、だからといって僕たちはとてもクールなソフトウェアを出す努力をやめなかった。

これはちょっと悩みました。どういう接続詞を加えたら読みやすくなるだろうと考えて、以下のようにしてみました。
Quote:
But we've been doomed inside Netscape for years and it hasn't stopped us from shipping some very cool software.

ここの it は Netscape のことだろうと思います。内部では優遇されはしなかったけれど、自分たちのやっていることが妨害されたわけでもない、という感じでしょうか?

→ でも僕たちは長年 Netscape の内部で辛酸を舐めてきわけだし、すごくクールなソフトウェアを公開することに横槍を入れられたわけでもない。
池田 wrote:
正直、この文には悩みました。決めのセリフでなければコメント付けずにスルーしていた所です。
構文を解析すると;
"Don't let the fact (that it is impossible) stop you from doing cool stuff."
だと思います。

そうですね。この文章は、悩みました。
池田 wrote:
→クールな事に取りかかろうとしているのなら、不可能に思えてもあきらめるな。

これを参考にして、こうしてみました。

→ クールなことをやろうとするのなら、不可能に思えてもあきらめるな。

※ 個人的に「クール」という言葉を使い慣れないので、ちょっともぞもぞと居心地が悪いです。 Embarassed

池田さんのアドバイスを受けて、変更したものをアップしました。
完了:
訳者: 山口
原題: Mozilla Apologator
訳題: Mozilla 擁護者
池田



登録日: 2003年5月 22日
記事: 408
所在地: 東京


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記事 件名: Re: [登録] Mozilla 擁護者     投稿時間: 2003年8月20日(水) 09:37 引用

山口さん、ども。

山口 wrote:

この文書は曲者でした。そもそも「apologator」からしてよくわかりません。 Shocked

辞書引いても出てきませんよね。文書のファイル名が、"apology.html" ですから、「apology する人」というニュアンスなんでしょう。
apology は、有名な「謝罪」の他に「擁護」がありますから、わかりにくい単語の和訳として、「擁護者」は適切かも知れません。Smile

山口 wrote:

池田 wrote:
→4.0 の後に

→ 4.0 を出してからは...
としてみました。4.0 がいったん出てしまってからは修正するチャンスがなかったということで。

筆者(および開発チーム)は、4.0 が多数のバグを抱えてリリースされた事を残念に思っている。(開発チームと修正チームは、メンバーが違うのでしょう。) で、5.0 ではできるだけ完璧に近いリリースを出そうとしていたのだけど、ソースの公開で、その機会を失った、という事ですよね。
とすると、ここは "after" を「(4.0 の)次の機会」というニュアンスで訳した方がよいのではないかと思います。

山口 wrote:

池田 wrote:
→僕たちは個人的な贖罪のチャンスを逃したけど、ネットは勝利した。ネットベースで開発された 5.0 は、僕たちだけでやった場合にできたであろうものよりも、はるかに安定してたからだ。

「贖罪」のチャンスを「自分たち」ではなく「ネット」がものにした、と解釈して以下のようにしてみました。

→ 僕たちは、自分たちで贖罪するチャンスをものにすることが出来なかったけれど、替わりにネットがこのチャンスをものにした。なぜなら、ネットが開発にかかわっていた 5.0 は、僕たちが自分たちだけでやった場合にできたであろうものよりも、はるかに安定してたから。

うーん。主語がネットだと、別にネットは贖罪したいと思っていたわけではないので、「チャンスをものにした」という表現は当らないかと。
個人的にはチャンスを逃したけど、結果として良い製品ができたので、それはネット全体としては勝利である、という意味で "win" を使っているのでは、と思いました。

山口 wrote:

池田 wrote:
→でも僕たちは長年 Netscape の内部で辛酸を舐めてきたけど、だからといって僕たちはとてもクールなソフトウェアを出す努力をやめなかった。

これはちょっと悩みました。どういう接続詞を加えたら読みやすくなるだろうと考えて、以下のようにしてみました。
Quote:
But we've been doomed inside Netscape for years and it hasn't stopped us from shipping some very cool software.

ここの it は Netscape のことだろうと思います。内部では優遇されはしなかったけれど、自分たちのやっていることが妨害されたわけでもない、という感じでしょうか?

私の解釈では、it = "we've been doomed inside Netscape for years" です。「Netscape で僕たちは (今の君たちと同じく)doomed されていたけど、僕たちは頑張ってきた。だから君たちもあきらめるな」、という感じで締めの文に続きます。

山口 wrote:
※ 個人的に「クール」という言葉を使い慣れないので、ちょっともぞもぞと居心地が悪いです。 Embarassed

私もこういう文体・内容でなければ cool をカタカナにはしないのですが、 この文章であればいいのではないかと Smile

Quote:
Mozilla ソフトウェアには膨大なバグを抱えている。

「Mozilla ソフトウェアは」の方がよろしいかと。

以上です。
____________________
Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー
山口



登録日: 2003年5月 23日
記事: 2920


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記事 件名: Re: [登録] Mozilla 擁護者     投稿時間: 2003年8月20日(水) 10:36 引用

こんにちは、池田さん。

池田 wrote:
辞書引いても出てきませんよね。文書のファイル名が、"apology.html" ですから、「apology する人」というニュアンスなんでしょう。
apology は、有名な「謝罪」の他に「擁護」がありますから、わかりにくい単語の和訳として、「擁護者」は適切かも知れません。Smile

この訳はほかの和訳文書にあるものをいただいたんです。Wink
最初は誰が訳したんでしょうね?

池田 wrote:
筆者(および開発チーム)は、4.0 が多数のバグを抱えてリリースされた事を残念に思っている。(開発チームと修正チームは、メンバーが違うのでしょう。) で、5.0 ではできるだけ完璧に近いリリースを出そうとしていたのだけど、ソースの公開で、その機会を失った、という事ですよね。
とすると、ここは "after" を「(4.0 の)次の機会」というニュアンスで訳した方がよいのではないかと思います。

確かにこう考えると、訳しやすくなりますね。というわけで、はじめに池田さんが出してくださった訳にしました。

池田 wrote:
うーん。主語がネットだと、別にネットは贖罪したいと思っていたわけではないので、「チャンスをものにした」という表現は当らないかと。
個人的にはチャンスを逃したけど、結果として良い製品ができたので、それはネット全体としては勝利である、という意味で "win" を使っているのでは、と思いました。

なるほど、僕は win の後に a chance for ... が略されているのかと思っていたのです。でも考えてみればネットが贖罪する必要はないわけで、池田さんの指摘のとおりだと思いました。ここは素直にネットがよりよいプログラムを作るという点で勝利したという意味ですね。

池田 wrote:
ここの it は Netscape のことだろうと思います。内部では優遇されはしなかったけれど、自分たちのやっていることが妨害されたわけでもない、という感じでしょうか?

そうですね。it は何も単語である必要はなくて、状況を示すものであっていいということが頭から抜け落ちていました。特にこれは口語的な文章ですしね。特に話し言葉では、状況など、何でもかんでも「それ」とくくってしまうことがありますね。

ありがとうございました。とても参考になりました。
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