旧和訳からの大きな変更点
追加
(1)These elements would in turn be bound to other bindings that use the base XUL elements.
(2)The menupopup will be added to the content...
(3)In some cases, you may wish to only include specific types of content...
(4)This line will add all buttons that are children of the bound element ...
(1) XBL can be used to automatically add a set of elements inside another element.
「XBL を使うと、別の要素の中に要素のセットを自動的に追加できます。」
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「別の」は(日本語では)余計に思います。
(2) The XUL file only needs to specify the outer element while the inner elements are described in the XBL.
「内側の要素を XBL で記述しておくと、XUL ファイルでは外側の要素を指定するだけです。」
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この specify は「指定する」だけでは言葉が足らないように思います。「内側の要素を XBL に記述することにより、XUL ファイルでは外側の要素を記述するだけで済みます。」ぐらいではどうしょう。
(3) This is useful for creating a single widget that is made up of a set of other widgets, but can be referred to as only a single widget.
「これは、他のウィジェットのセットからなる単一のウィジェットをつくるのに役立ちます。この場合でも、それは一つのウィジェットとして参照できます。」
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セットであるのにも関わらず単一のものとみなされるという意図が読み取れません。
「これは、単一のウィジェットとして扱えるような、ウィジェットのセットをつくるのに役立ちます。」
ぐらいでどうでしょう。
(4) The id attribute should be set to the identifier of the binding.
「id 属性をバインディングの識別子に設定すべきです。」
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「すべき」だと、しない場合もあるかのような印象を持ちますが、どうなのでしょう?
should の訳は状況によっていろいろですが、ほぼ義務的なのであれば、「設定する必要があります」ぐらいでも良いと思います。
(6) If you look at a scroll bar in a Mozilla window, you will see that it is made up of an arrow button, a slider, a thumb inside it and a second arrow button at the end, which are the elements that appear in the XBL above.
「それは矢印ボタン、スライダー、スライダー内のサム、最後に 2 つめの矢印ボタンからなっているのが分かります。これは、上の XBL で表示される要素です。」
-->
ここでは Mozilla で表示されるウィジェットが XBL で定義されていることを主張しているように感じるので、末尾は
「これらは上の XBL に現れている(記述されている/定義されている)要素です。」
とする方が適切に思います(表示だとスクリーン上ととれる)。結果的には同じことかもしれませんが。
(もう一カ所 (13) の appear も)
あるいは、「表示」を残したいのなら、
「上の XBL により表示される要素です。」
でもいいかもしれません。
(7) These elements would in turn be bound to other bindings that use the base XUL elements.
「今度はこれらの要素が、ベースの XUL 要素を使う他のバインディングに結び付けられます。」
-->
この文の意図が汲み取れないのですが、 base に the がついているので、これは「この基本的な XUL 要素」、つまり前の文のスクロールバーを指しているのではないでしょうか?
また、in turn の訳として「今度(次)」以外も考えられます。would の訳も抜けている様に感じます。そうすると、
「結果として、これらの要素がこの基本的な XUL 要素を利用する他のバインディングにも結び付けられることになります。」
くらいの解釈も成り立つ様に思います。
(9) If you place child elements inside the XUL,
「もし XUL 内に子供要素を置いたなら、」
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前の文を否定する意味内容なので、「もし」でなく「ただし」で始めた方がつながりが読み取り易い様に思います。
(10) The menupopup will be added to the content in the location specified by the children element.
「menupopup は、 children 要素で指定された場所の内容に追加されます。」
最初、 children 要素の属性か何かで場所を指定するのかと思ってしまいました。 children 要素そのものが menupopup に置き代わるのですよね。なので、
「children 要素に置き代わって内容に追加されます」
ぐらいにしてしまった方がわかり易いと思います。(その前に現れる「XUL に追加された子供は、children 要素の場所に追加されます。」とも重複しますし)
(11) In some cases, you may wish to only include specific types of content
「場合によっては、固有のタイプの内容だけを含め、」
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「固有」は誤用でしょう。この specific は「特定の」ぐらいでどうでしょう。
(12) Or, you may wish to place different types of content in different places.
「あるいは、別の場所に異なるタイプの内容を置きたいかもしれません。」
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different places なので、「複数の場所」。これで意味が通ります。
(13) The includes attribute can be used to allow only certain elements to appear in the content.
「includes 属性によって、ある要素がその内容内にのみ表示されることを許可するのに使えます」
-->
certain elements の訳が「ある要素」では弱い様に感じます。また only は certain elements にかかると思います。「一定の要素のみが」とか「一部の要素のみが」など。
(14) There are two images, so both will be added next to each other.
「2 つの image があるため、両方ともが互いの次に追加されます」
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「2 つの image があるため、両方ともが連なって追加されます」
(15) This is an important distinction when using the DOM with XBL.
「これは、XBL を用いる DOM を使う場合、重要な違いです」
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「これは、DOM を XBL とともに用いる場合、重要な違いです」
(16) Multiple Children Elements
「複数の子供要素」
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「複数の children 要素」
この Children は要素名。でなければ、原文は「Multiple Child Elements」となるはずです。
(3) This is useful for creating a single widget that is made up of a set of other widgets, but can be referred to as only a single widget.
「これは、他のウィジェットのセットからなる単一のウィジェットをつくるのに役立ちます。この場合でも、それは一つのウィジェットとして参照できます。」
-->
セットであるのにも関わらず単一のものとみなされるという意図が読み取れません。
「これは、単一のウィジェットとして扱えるような、ウィジェットのセットをつくるのに役立ちます。」
ぐらいでどうでしょう。
(6) If you look at a scroll bar in a Mozilla window, you will see that it is made up of an arrow button, a slider, a thumb inside it and a second arrow button at the end, which are the elements that appear in the XBL above.
「それは矢印ボタン、スライダー、スライダー内のサム、最後に 2 つめの矢印ボタンからなっているのが分かります。これは、上の XBL で表示される要素です。」
-->
ここでは Mozilla で表示されるウィジェットが XBL で定義されていることを主張しているように感じるので、末尾は
「これらは上の XBL に現れている(記述されている/定義されている)要素です。」
とする方が適切に思います(表示だとスクリーン上ととれる)。結果的には同じことかもしれませんが。
(もう一カ所 (13) の appear も)
あるいは、「表示」を残したいのなら、
「上の XBL により表示される要素です。」
でもいいかもしれません。
「記述されている」をとりました。
yh wrote:
(13) The includes attribute can be used to allow only certain elements to appear in the content.
「includes 属性によって、ある要素がその内容内にのみ表示されることを許可するのに使えます」
-->
certain elements の訳が「ある要素」では弱い様に感じます。また only は certain elements にかかると思います。「一定の要素のみが」とか「一部の要素のみが」など。