池田
登録日: 2003年5月 22日 記事: 408 所在地: 東京
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件名: プロジェクト X(ulPlanet) 投稿時間: 2004年7月25日(日) 09:51 |
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新しい人たちの参加で、まったりしすぎていたこのプロジェクトも明るくなってきたようです。
引き継ぎと今後のリファレンスとして、プロジェクトの歴史を私の知る限り記述しておきます。
誤りや記憶違い・ニュアンスの違いなどあれば、コメントしてください。
これは、XUL チュートリアルの和訳という難関に挑んだ男たちの、苦闘と挫折の物語である。 (違
そもそも XUL チュートリアルの和訳は、http://www.janit.com/xml/XUL/ (現在 404 not found) で、大賀さんという方が、もじら組とは無関係に公開されていました。
もじら組が関係するようになったきっかけは、2002/03/16 の moz-users ML への「XUL 翻訳プロジェクト、白旗」という投稿でした。
(moz-users アーカイブを読むには ID:mozilla パスワード:mozilla です)
これを受けて、もじら組の甲府方さんと、独自に和訳していた(と思われる)KENZ さん、そして XUL Applicataion Tutorial を和訳していた(と思われる)神部さんが手をあげ、プロジェクトはもじら組の手に移りました。(moz-users ML 4412 以下の スレッド 参照)
この時点で、甲府方さんから、
Quote: | 私の方は、XulPlanetのホストをしている、Aaron Andersenさんとコンタクトしました。
翻訳が出来たらofficial translationとして、XulPlanetに置いたらどうかと提案されました。
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という発言 がありました。
http://xul-app.hp.infoseek.co.jp/xultu-janit/ で読める旧和訳(2001/09/03)は、大賀さんのサイトを KENZ さんがコピーしたものだと思われます。
これを参考に、KENZ さん(と他の人たち?)が、 http://xul-app.hp.infoseek.co.jp/xultu-ja/index.html で和訳の更新作業にかかったわけです。
当時は Mozilla 1.0 リリース前夜であり、1.0 が出るのに合わせて XUL チュートリアルの和訳を仕上げたい、という気持ちが、この時点で手をあげられた皆さんにはあったと思います。
しかし、和訳作業の進行は、2002/06/11 を最後に停止します。
一方、もじら組サイトの再構築からの流れで、2002/07/08 に山口さんがバグジラに立てた「和訳プロジェクトの再編成」 の中で、当時「mozilla.org 和訳プロジェクト」と名乗っていた和訳プロジェクトの範囲を、mozilla.org 以外のドキュメントまで拡張するべきか、という議論が始まりました。(きっかけは、和訳BBSでの小池さんの意見と記憶しています。バグジラでの参考コメント)
注意していただきたいのは、ここまでの過程で、和訳プロジェクトは XUL チュートリアルの翻訳には全くタッチしていない、という事です。
事実、小池さんや山口さんのコメントに対して、私自身 や 小沢さん はどちらかというと現状維持的な方向の発言をしています。
この議論の中で、(山口さんの熱意に押された?)私がまとめ役になって、XUL チュートリアルの和訳作業を和訳プロジェクトのメンバー中心で割り振り、完成させようと目論みました。
プロジェクトの進行は神部さんにホストしていただいていた、CGI 使用の和訳BBSで行ないました。
種々の理由で和訳BBSが消滅し、ログの保存も困難だったため、今となっては和訳BBSでの活動の詳細を知る術はないと思います。
簡単にまとめると、XUL チュートリアル全体の七割方が草稿になった時点で、活動の場を別の場所に移さざるを得なくなり、必然的に過去のリソースが参照できなくなった、という事です。
2003/05 に和訳BBSから現在の和訳フォーラムに移行しましたが、これはプロジェクトにとってデメリットの方が大きかったと思います。
ただでも当初の熱気が冷めてモチベーションが低い所に、引っ越し作業で環境が変わってバタバタしている間に、原文の方はこちらの事情とは関係なく律儀にアップデートされる、という状況でした。
私も含めて、dynamis さん、小沢さん、pswf さんなど、当初のメンバーが、各々別件で多忙になってしまった、というのもプロジェクトが停滞した理由の一つでしょう。
そして今、第3世代とも言うべき kmine さん、mole さん、そして t.tachi さんが、プロジェクトのメンバーとして参加を表明してくれています。
三度目の正直ではありませんが、今度こそプロジェクトを完成に進める動きであると期待します。
(プレッシャーをかけるつもりはありませんので、念のため。 )
※男達の歴史を語るためには非常に参考になるので、常駐トピックにします。by 山口 ____________________ Mozilla Japan 翻訳部門 和訳アドバイザー |
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