日本語ローカライズ済みAll-in-One gestures v0.9.12

Marc Boullet氏の機能拡張、All-in-One Gesturesのv0.9.12が公開されました。
許可を頂いて日本語版を公開します。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/9076/JLP/AiO.html

バージョン0.9の新機能

ジェスチャのカスタマイズ内容を一覧表示する機能
タブバー上でのホイールスクロールでタブ切り替え機能
ページを掴んでスクロールする機能 (Adobe Readerのように)
リンク上でのツールチップを拡張 (Nice Titlesのように、ただし装飾はなし)
0.9.5以降：URI中の数を増減する機能 (magpieのURL Digit Flipperのように)
いくつかのバグを修正

0.9.2に更新しました。
バージョン 0.9.1 (２００３/12/21):

HTMLページでジェスチャ機能の並び順が間違っていたのを修正。

バージョン 0.9.2 (2004/01/10):

<a href="http://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=227567" title="[FIX] displays incorrectly">bug 227567</a>に対する修正により、AiOのスクロールが正常に動作しなくなっていた。この問題の修正前に0.8branchが分岐していた (つまり0.8 branchビルドでは問題が発生しない)。「0.8.0+」という名称をもつtrunkビルドにで、これを修正。
「現在のタブを閉じる」ジェスチャが抜けていた。
「リンク上でのツールチップ」を追加。これは「nice titles」のように、ただし外見は通常のツールチップのようになる (「ugly titles」と呼ぼう)。ツールチップはその場で自動生成される。つまり、マウスの移動に追随して、マウスカーソルがリンク上にあるかを拡張がいちいちチェックする。低速なコンピュータ上ではパフォーマンスに影響が出ることが予想される。リンクに target="_blank" という属性が設定されるときは、ツールチップの文字列が赤く表示される。「リンク上でのツールチップ」機能はAiOの設定パネルから有効・無効が指定できる。
その他機能追加。

0.9.3に更新しました。
バージョン 0.9.3 (2004/01/10):

ユーザエージェント識別子の最後の6文字が"0.8.0+"であるか否かを調べていたが、いくつかのプライベートビルドでは製作者の署名が末尾に追加されていたため、正常に機能しなかったのを修正。

trunkでのホイールスクロールの問題に対処しました (多分)。
ただ本家フォーラムのトピック中でMarcも言っていますが、User-Agent文字列を見て動作を切り替えていますのでUser-Agentを書き換えていると正常な動作は期待できません。ご注意を。参考までに、次のようなコードになっています。

Code:

var afterLastSlash = window.navigator.userAgent.lastIndexOf("/") + 1;
aioClientHeightIncludeBorder = window.navigator.userAgent.substr(afterLastSlash, 6) != "0.8.0+";

より良いコードをご存知でしたら、是非Marcまで。
# ホイールスクロールの問題は
# Bug 227567 [FIX] displays incorrectly
# のチェックインに伴うものらしいです。

0.9.4を更新。
バージョン 0.9.4 (2004/01/11):

マウスホイールナビゲーションで、タブを直接切り替える機能が正常に機能しなかったのを修正。
バージョン番号を整える、など。

0.9.5を更新。
バージョン 0.9.5 (2004/01/17):

新規ジェスチャ機能「URL中の数値を増やす」「URL中の数値を減らす」「数値切り替えを初期化する」。
リンク対象のウィンドウの存在を正常に検出できなかったのを修正。

0.9.7aを更新。
バージョン 0.9.6 (2004/01/24):

機能「URL中の数値の増減」で、数値が0で始まる場合に正常に動作しなかったのを修正。
新規ジェスチャ機能：「リンク対象に名前を付けて保存」。
機能「ジェスチャの設定一覧をブラウザ画面で表示」で、新しい機能が追加されると正常に動作しなかったのを修正。
画像と文字列からなるリンク上で、画像の代替テキストもしくはtitle属性の文字列のみをツールチップテキストに用いていたのを修正。

バージョン 0.9.7 (02/14/2004):

ジェスチャ機能「画像を隠す」を、もっと一般的な「オブジェクトを隠す」に置き換え。ジェスチャを開始した場所の下のオブジェクト (訳注：画像、Flashなど) を隠す。
新規ジェスチャ機能：「タブを閉じるを取り消す」。「現在のタブを閉じる」で閉じたタブのみが取り消すことが出来る。履歴は失われる。
新規ジェスチャ機能：「印刷プレビュー」。
中クリックでのスクロールに新しいモード「AiOのオートスクロール + ページを掴んでスクロール」を追加。このモードでは、中ボタンをクリックするとオートスクロール、押し続けるとページを掴んでのスクロールになる。
オートスクロール終了時に、文字列が選択されることがあったのを修正。
Firefoxのtrunkビルドで、AiOの設定パネルを閉じるとクラッシュした。設定パネルの大きさを可変にした所為のように思われる。大きさを固定にするという方法で修正した。
その他修正と機能追加。

ところで0.9.7aにアップグレードする途中で、アンインストールに失敗しました。上手くいかないときは手動でアンインストールするか、プロファイルを作り直してください。
# 早く公式にサポートして欲しいところ。

0.9.8を更新。
バージョン 0.9.8 (2004/02/21):

AiOの設定パネルが再び大きさ変更可能になった (2004-02-19以降のtrunkビルド向け)。
AiOのオートスクロールで、カーソルキーでの速度変更が出来るようになった。複雑な事情で、この機能はスクロール可能なブロック要素ではなく、文書本体でのみ機能する。
スクロール可のなブロック要素、テキスト入力エリアなどでのマウスホイールスクロールで、スクロール量をシステム設定「mousewheel.withnokey.sysnumlines」、「numlines」に従うようにした。
新規ジェスチャ機能：「タブを裏で開く」。以前の「タブで開く」機能が「タブを表で開く」に改名された。表裏を切り替える、新しい設定「what says the system pref 'Open links in the background」が追加された。この設定は標準で ON に設定され、ユーザから見た挙動は変更されない。こうした根拠は次の通り。
- Operaからの移行ユーザは、2つのジェスチャを利用したい。
- システム設定に従いタブを開くというのは、中クリックが存在する以上利用者は少ない。
「タブを閉じるを取り消す」では、戻したタブにフォーカスを移すべきである。修正した。
スクロールバーを利用したらジェスチャの入れ替えが出来なくなっていたのを修正。
AiOの詳細設定：ジェスチャのトリガボタン選択の「ラジオボタングループ」がセンタリングされていないのを修正。
TBEのタブグループを利用時に、タブ切り替えで表示順どおりにならなかったのを修正。

非Windows環境でのインストール時に問題があったことを修正しました。
Thanks to Mr/Ms kaname.

0.9.9を更新。
バージョン 0.9.9 (2004/02/28):

新規ジェスチャ機能：このサイトからのCookieを削除する
テキスト入力ボックスでの中クリックでどうするかのAiOの設定があったが、以前はUNIX系システムでのみ有効だった。対して、同等のものを意味するシステムの隠し設定 (middlemouse.paste。訳注：原文のmiddlebutton.pasteは間違い) があり、これはすべてのOSで利用可能だった。AiOの設定を利用せず、すべてのOSでシステムの隠し設定を利用するように修正した。設定パネルに「テキスト入力ボックス内での中クリックでペーストする」というチェックボックスが残されているが、これはシステム設定「middlemouse.paste」を変更するために用いることが出来る。
<abbr title="Tabbrowser Extensions">TBE</abbr>が利用可能なとき、「タブを閉じるを元に戻す」でTBEのコードを利用するようにした。TBEが利用不可の場合にはAiOのコードが実行される (AiOの「現在のタブを閉じる」で閉じたタブのみを元に戻す)。

0.9.10を更新。
バージョン 0.9.10 (2004/03/06):

AiOのアンインストーラが他の拡張にも影響を与えるのを修正 (多分)。
「ジェスチャの一覧を表示」で表示されたタブで「ウィンドウを複製」ジェスチャを実行したときの問題を修正。ジェスチャのセパレータに "|" を用いていたのを "," にした。
隠し設定 "allinonegest.mouse2buttons" を追加。これをtrueにすると、スクロールに関する設定に対して、中クリックの代わりにCtrl+右クリックで動作できるようになる。
ジェスチャの軌跡がフレーム・インラインフレームを越えなかったのを修正。
フレーム・インラインフレームでのスクロール領域判定を改善。

アンインストーラの問題とは、アンインストール後にそれ以前に導入していた拡張のオーバーレイも道連れにするという迷惑なものです。新版を入れれば元に戻るようです。

0.9.11を更新。
バージョン 0.9.11 (2004/03/22):

「ページを掴んでスクロール」の新しいモード：仮想スクロールバー。中ボタンを押しっぱなしにしてマウスを動かすと、スクロールバーを掴んでいるかのように動かすことが出来る。従前のようなものは詳細設定の「Acrobat Readerのように」でできる。
新規ジェスチャ機能：「オブジェクトを隠すを元に戻す」。
コードのクリーンアップ (すべての大域変数の名前を'aio'で始まるようにした、など)。
警告：allinonegest.jar内のディレクトリ構成の変更に伴い、allinonegest.jarの単純な置き換えではアップデートできない。アンインストールボタンを用いてアンインストールしてから、0.9.11をインストールすること。

0.9.12を更新。
バージョン 0.9.12 (2004/04/15):

Linux上のイベント発行日時の異常を修正。マウスを500ミリ秒以上の間動かさなかった場合、マウスボタンを離してもジェスチャのキャンセルが出来なかったというもの。イベントのタイムスタンプの代わりにDate()関数を用いることで修正したつもり。
「AiOのオートスクロール＋ページを掴んでスクロール」：スクロールできるものが無いときに中クリックすると、次のクリックを認識しなかったのを修正。
ページを掴んでスクロール：マウスカーソルを 'default' ではなく 'auto' に戻すようにした。
マウスホイールナビゲーションのポップアップ：showPopup()関数を用いて、より正しい位置に配置するようにした。
select要素での「ページを掴んでスクロール」：カーソルを変更すると、スクロール可能領域を元に戻してしまっていた。カーソルを変更しないようにした。
その他細かな修正。

mozillaZine forumsの当該トピックをご覧の方ならご存知でしょうが、Firefox latest-trunk (具体的には2004-04-17以降) でAiOの設定画面が正常に機能しません。

これはBug 221619による仕様変更に伴うものです。設定画面のジェスチャのカスタマイズが使用できないだけで、マウスジェスチャなどは利用できます。修正版は只今作業中とのこと。