リリースブロックの判断基準

登録日: 2003年10月 05日 記事: 1744

L10N ビルドをテストしていく上で Critical な問題が発見された場合、リリースをブロックするように申請することになりますが、問題の重要性が Critical ではないものは次のセキュリティアップデート回しになります。特にリリース間近の時期には文字通り Critical な問題以外はその次のリリースに持ち越しとなります。

では、どのような問題が Critical であるのかという判断ですが、以下の2つの条件を共に満たすものと考えています。

問題の発生場面が重要であること
問題の発生状況が重大であること

重要な場面としては、セキュリティ周り、インストーラ、目玉機能の UI などが挙げられます。発生条件が非常に限定されているものなど、特殊な UI については除外されます。

重大な状況としては、パースエラー、機能上の問題がある、ボタンなどが使用できないあるいはラベルが読めない、重大な誤操作を招く誤訳などが挙げられます。一部表示が欠けるが使用上不都合がない場合や、重大な誤操作を招かない程度の誤訳や不適切な表現などについてはこれに相当しません。

L10N の問題として重要であるかどうかではなく、製品全体の中での問題の重要性により判断されるので、L10N 的には最悪な問題でもリリースブロックになるとは限りません。