Mozilla L10N フォーラム一覧 Mozilla 製品 とその関連ソフトの日本語化に関するフォーラムでした。
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 L10n talk - FOSDEM 2003 - Mozilla Meeting 次のトピックを表示
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ゲスト






記事 件名: L10n talk - FOSDEM 2003 - Mozilla Meeting     投稿時間: 2004年1月01日(木) 10:01 引用トップに移動

mozilla-l10nに届いたメールに、興味深いもの (current problems with L10n work (helpwanted!)) があったのでざっと日本語にしてみました。
Mozilla Developer Day at FOSDEM 2003 (2003/2/8~9にブリュッセルで行われた) で使われたスライドの原稿だそうです。この日付の通り、内容は多少古くなっていますのでご注意を。また既出でしたら(ry

----- ここから
いつものように、現在のMozilla L10nに多かれ少なかれ重大問題がいくつかある。

  • ハードコーディングされた文字列:UIファイルにハードコーディングされた (訳注:ソースコードに埋め込まれた)、ローカライズ不能なコードを持つプロジェクトが存在する。例えばCalendarやChatZillaだが、BrowserやMailNewsにもそのようなものが存在する。その殆どが貢献者の手抜きのためで、ローカライズの障碍になっている。
    すべてのこのような問題に関するbugには"L12y"キーワードを設定すべきである。"L12y"キーワードが設定されたbug一覧 (2003/2/7 06:30:17 PST現在44個のbugが登録されている)。
  • 無知:多くのアメリカのプログラマは、「私や同僚のところでは機能している。だから問題ない」と考えてしまう…そしてロケール切り替えのような、ローカライズの問題があることを全く忘れる。
    私は設定パネルの問題の修正を4回、2002-03-31から2002-08-26の期間に行い、その期間中ずっとあった、FastLoadに関する問題に対する回避策 (後述) が5つ目となった!設定パネルのCVSログを参照。
  • コンテンツパック:コンテンツパック (地域パックとも呼ばれる) はともかく興味深いアイデアだが、殆どの人は利用しないものだ。ユーザの99.999999%は言語パックとコンテンツパックを組にして用いる。これらは再び一つのパックに統合されるべきであるが、ファイルは別のままにしておいた方が良い…UIに用いられるすべてのURLを別のファイルに分けておくのはとてもいい考えだ。
    これらを分割した当のNetscapeでさえも、地域パックにもはや興味を持っていないように感じる。地域パックの存在は、ドイツ語パックのファイル名を単純に "de.jar" にすることを妨げるものになっている。
  • localeVersionのアップデート:ロケールパックはMozillaのバージョン毎に互換性がないが、これは各バージョンでUIに用いる文字列が追加、削除、変更されるという相違があるのが理由だ。以前、適合性のチェックのために、localeVersion属性がchromeレジストリに追加された。これによりMozillaはロケールパックが対応しているかをchromeファイルから知ることが出来るようになった。
    これは今まで上手くいっている。ツリー上の多数のcontents.rdfは、ハードコーディングされたlocaleVersion情報を有している。しかしバージョン毎にこれらを更新するのは大変な苦痛を伴う。bug 175853bug 185698bug 154927も参照。
  • 「代替」機構が無い:非対応のロケールパックを用いようとしたとき、クラッシュしたりXMLエラーが表示されたりする。これは必要なロケールファイルまたは文字列が見つからない場合に、代替となるものを持たないためである。bug 71797も参照。
  • XUL FastLoad (XULキャッシュ) に関する問題:ロケール切り替え後に、XUL FastLoadは文字列を更新しない。完全には動作しない代替手段はあるが、これは1.1ファイナルに向けて修正される予定になっている。bug 142623も参照。
  • XPIインストールに関する問題…エラーコード -239:これは本当に奇妙なもので、主にUNIX系プラットフォームで問題となる。殆どのUNIX系、またその他のシステムでも、XPIをインストールする場合に特別な理由無しにエラーコード -239 (CHROME_REGISTRY_ERROR) を出して失敗することがある。
    これに対するUNIX系用の回避策を採用しているが、これは新しいロケールをプロファイルにインストールすることが出来なくなるという副作用があり、root権限を持たない一般のユーザにとっては大きな問題になる。bug 109044も参照。
  • 特権の無いファイルからstringbundlesが利用できない:about:pluginsのローカライズ (bug 56863を参照) にとっては大変な問題である。実際、about:pluginsがstringbundlesにアクセス出来るよう、完全なchrome特権を与えねばならなかった。しかもこれは潜在的なセキュリティに関する問題が残ってしまった。about:pluginsを全く別の手法 (C++によりHTMLを生成する) にするという選択肢もあるが、依然としてその他の部分にとっては潜在的な問題である。bug 98298も参照。
  • リソース:現在、ローカライズしたい人に対するまとまった文書、ツールが存在しない。しかしながら私達は現在そのようなものに向けて活動している。l10ntools.mozdev.orgを参照。
ゲスト






記事 件名: localeVersionのアップデート     投稿時間: 2004年1月01日(木) 10:20 引用トップに移動

Robert Kaiser wrote:
localeVersion updates

ご存知の通り(?)bug 154927はfixされ、目出度くmilestone.txtからlocaleVersion情報を埋め込むようになりました (が、タイムスタンプで判断が使えなくなったRazz)。しかしながら以前のバージョンから差分で言語パックを作成している人にとってはlocaleVersionの更新は依然として面倒なものです。ソースツリーのようにperlで処理してもいいのですが、contents.rdfの変更が不要な、簡単なrubyスクリプトを作ったので参考にして下さい。バカコードですがVery Happy
Code:
localeVersion = '1.7a'

def fileerb( source, newLocaleVersion )
   src = File::readlines( source ).join
   
   if /localeVersion="([0-9\.ab]+)"/.match( src ) then
      if $1 != newLocaleVersion then
         print 'Updated: '+source+"\n"
         datetime = File::mtime( source )
         File::open( source, 'w' ) do |fp|
            fp.binmode
            fp.write( src.gsub( /localeVersion="([0-9\.ab]+)"/, 'localeVersion="'+newLocaleVersion+'"' ) )
         end
         File::utime( datetime, datetime, source )
      end
   end
end


files = Array.new
files = [
'ja-JP\locale\ja-JP\autoconfig\contents.rdf',
# 'ja-JP\locale\ja-JP\browser\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\communicator\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\cookie\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\global\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\inspector\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\mozapps\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\navigator\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\necko\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\p3p\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\passwordmgr\contents.rdf',
'ja-JP\locale\ja-JP\pipnss\contents.rdf',
# 'ja-JP\locale\ja-JP\pippki\contents.rdf',
'ja-mac\locale\ja-JP\communicator-platform\contents.rdf',
'ja-mac\locale\ja-JP\global-platform\contents.rdf',
'ja-mac\locale\ja-JP\navigator-platform\contents.rdf',
'ja-unix\locale\ja-JP\communicator-platform\contents.rdf',
'ja-unix\locale\ja-JP\global-platform\contents.rdf',
'ja-unix\locale\ja-JP\navigator-platform\contents.rdf',
'ja-win\locale\ja-JP\communicator-platform\contents.rdf',
'ja-win\locale\ja-JP\global-platform\contents.rdf',
'ja-win\locale\ja-JP\navigator-platform\contents.rdf',
# 'JP\locale\JP\browser-region\contents.rdf',
'JP\locale\JP\communicator-region\contents.rdf',
'JP\locale\JP\global-region\contents.rdf',
'JP\locale\JP\navigator-region\contents.rdf'
]

files.each do |fname|
   fileerb( fname, localeVersion )
end

「#」で始まる行はコメントです。Mozilla Firebirdでは例えばchrome://browser/locale/contents.rdfのようにハードコーディングされた、その他とは違うlocaleVersionを持つものが残っていますので、これらを除外してあります。
jarファイル中のcontents.rdfと比較するようにしようかと思いましたが、私には正直これで充分なので放置してます。
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