日本語ローカライズ済みAll-in-One gestures v0.11.3

Marc Boullet氏の機能拡張、All-in-One Gesturesのv0.11.3が公開されました。
許可を頂いて(?)日本語版を公開します。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/9076/AiO/
# URIが変更されています。

はじめに

XPIファイルは新旧両方のインストール方法に対応しています。旧いものはinstall.jsスクリプトを用いたもので、新しいものはFirefox 0.9の機能拡張マネージャに対応しています。

新ジェスチャ機能："空白のタブを開く"

"Open new tab in Foreground"をリンク以外の場所で開始すれば、新しいタブを開くことに用いることが出来る。ジェスチャを行う場所に因らず行いたいという要望があった。

ジェスチャ機能"Close Document"は"Close Window"に置き換えられた

"Close Document"は現在のタブを閉じる機能であった。このタブが最後の一つの時、ウィンドウが閉じられる。既に"Close current Tab"があるのだから (こちらはウィンドウを閉じることはしない)、要望が寄せられたこともあり、"Close Document"を"Close Window"に変更した。複数のタブが開かれているときこのジェスチャを実行すると、確認ダイアログが表示される。詳細設定にこの確認を取るか否かを指定できる。

ジェスチャのカスタマイズウィンドウ

Shift+クリック、Ctrl+クリックでの複数行の選択が可能になった。今のところ「ジェスチャを削除」することくらいにしか使えないが。

リンク上の拡張ツールチップ

リンク上での拡張ツールチップに、リンク先のサイズ (取得できる場合) も表示するようにした。

修正と機能追加

ウィンドウを閉じるときのpref observerのメモリリークを修正。
スクロールホイールナビゲーション：画面下部でのポップアップ上でのスクロールが出来ないことがあったのを修正。
ジェスチャ機能"Up a directory in URL space"を”Go up to parent directory / domain””と改名。Stephen Claveringの拡張「GoUp」の、洗練されたコードを採用。
ジェスチャ機能"Open new Document"を"Open new Window"と改名。機能自体に変更は無い。

All-in-One 0.11への更新について

以前のバージョンを、設定画面のアンインストールボタンを押してアンインストールしてから、XPIファイルをインストールしてください。0.9 branchビルドへのインストール時には必ず行ってください。

更新履歴
バージョン 0.11.1 (2004/05/29):

"文書を閉じる"機能をv0.10のものに戻した。新しいものを"ウィンドウを閉じる"として追加した。

バージョン 0.11.2 (2004/06/19):

リンクのツールチップ拡張の、リンク先のサイズ表示を無効にした。うまくいってないようなので。
ジェスチャ機能"Open new Tab in Background (resp. Foreground)"(リンク対象を裏で開く)を単純化した。ブラウザの設定に因らず、常に「裏で」開く(タブフォーカスを切り替えない)ようにした。
マウス左ボタンをジェスチャに用いる設定で、ジェスチャをAltキーを押しながらの時のみ認識する設定を追加した。つまり、通常の左クリック機能を用いるにはAltキーを押さなければよいようになる。
install.rdfのmaxVersionを0.9+にした。

バージョン 0.11.3 (2004/07/03):

ジェスチャ機能 "Open new Window in the background" を追加。"Open new Window" を "Open new Window in the foreground" と改名。
ジェスチャ割り当ての編集で、描画入力を可能にした。
ジェスチャ割り当ての編集時に、既にあるジェスチャを指定したときその割り当てを入れ替えるか訊くようにした。
論理チェックのコードミスにより左マウスボタンでのジェスチャがきちんと機能しないことがあったのを修正。
ドラッグ&ドロップ後にクリックしないとAiOが機能しなかったのを修正。

日本語版について

更新チェックは当日本語版の更新に対して行うようにしてあります。
拡張のGUIDはオリジナルと同一にしてあります。
英語版をインストール済みであれば、念のため先に英語版をアンインストールしてから日本語版のインストールをして下さい。逆に日本語版をインストール済みで英語版に差し替えたい場合も、同様に日本語版をアンインストールしてからにしてください。

インストール

ゲスト

GUID は "Globally Unique Identifiers" の略で、そのアプリケーションを識別するための、他とは重複しないＩＤですから、カスタマイズしたものがオリジナルと同一ではまずいんじゃないかと...
どうなんでしょ？
GUIDGEN
http://webhome.idirect.com/~jhonz/Utilities.HTM

Buffox wrote:

GUID は "Globally Unique Identifiers" の略で、そのアプリケーションを識別するための、他とは重複しないＩＤですから、カスタマイズしたものがオリジナルと同一ではまずいんじゃないかと...
どうなんでしょ？
GUIDGEN
http://webhome.idirect.com/~jhonz/Utilities.HTM

翻訳版 (のつもり) はカスタマイズ版でしょうか。
当AiO日本語版では日本語リソースの追加以外には、contentsにあるアプリケーション名、解説を翻訳してあります。それ以外のプログラムコードに変更はありません。
# install.jsは多少いじってありますが。

いや、本来は本家フォーラムで問い合わせるべきなのは判りますが。

蛇足。
システム上はAiO英語版をem:requiresに記述すればいいのでしょうけど、言語リソースの選択がまだ上手くいってないようなので。また、この方法だとdescriptionが翻訳されませんので不便かなぁ、と (こっちがメイン)。

はぁ？ログアウトした…。
コメント#947は私です。

ゲスト

おいらもよくは分かってないんですけど、実際の動作として、インストール先が \ユーザプロファイル\entensions\{GUID} になるんで、{GUID} が同じならオリジナル版も日本語版もそこに入ってしまうのではないかと思います。（確認すらしていない想像）
それで問題が生じない構造なら問題はないと思いますし、あえて上書きをしたければ同じにすべきなのかもしれませんね。
GUID ジェネレータの動作は、メールの X-UIDL ジェネレータと似ているようで、要するに「世界に２つとないメチャクチャな文字列」を発生しているように思われます。
Firefox は {ec8030f7-c20a-464f-9b0e-13a3a9e97384} に決められていますが、かといって、その文字列に意味はなさそうです。
もし MD5 のような意味をもつのなら、オリジナル版と日本語版が同じなのはまずいということになりますが。

Buffox wrote:

おいらもよくは分かってないんですけど、実際の動作として、インストール先が \ユーザプロファイル\entensions\{GUID} になるんで、{GUID} が同じならオリジナル版も日本語版もそこに入ってしまうのではないかと思います。（確認すらしていない想像）
それで問題が生じない構造なら問題はないと思いますし、あえて上書きをしたければ同じにすべきなのかもしれませんね。

です。それを (多少) 期待している訳で。
新機能拡張マネージャは、拡張のアンインストールにも対応している訳で、単純に上書きインストールできると思っています (想像込み)。

別IDにするデメリットとして、同時インストールが可能になってしまうということもあるでしょう。
本当はきちんと排他処理できる機構があればいいのですが。

Quote:

GUID ジェネレータの動作は、メールの X-UIDL ジェネレータと似ているようで、要するに「世界に２つとないメチャクチャな文字列」を発生しているように思われます。
Firefox は {ec8030f7-c20a-464f-9b0e-13a3a9e97384} に決められていますが、かといって、その文字列に意味はなさそうです。
もし MD5 のような意味をもつのなら、オリジナル版と日本語版が同じなのはまずいということになりますが。

GUIDは、生成した日時と生成に利用したコンピュータのMACアドレスに基づいて算出されるそうです。MACアドレスは一意であることが定められている訳ですから、GUIDも一意になるという訳です。

ただ、内部処理的には単なる文字列としてのみ扱われているようです。要するにGUIDとして正しいか否かまではチェックしていない模様。
IDとして用いることが出来るもので、簡単に利用できるものとして選ばれたのではないでしょうか。

ゲスト

ご説明ありがとうございました。
なるほど、よく分かりました。
今夜から安眠できそうです。

登録日: 2003年10月 05日 記事: 141

Motohiko wrote:

Buffox wrote:

おいらもよくは分かってないんですけど、実際の動作として、インストール先が \ユーザプロファイル\entensions\{GUID} になるんで、{GUID} が同じならオリジナル版も日本語版もそこに入ってしまうのではないかと思います。（確認すらしていない想像）
それで問題が生じない構造なら問題はないと思いますし、あえて上書きをしたければ同じにすべきなのかもしれませんね。

です。それを (多少) 期待している訳で。
新機能拡張マネージャは、拡張のアンインストールにも対応している訳で、単純に上書きインストールできると思っています (想像込み)。

JLP 絡みで色々、試してみたところ、GUID が同一なら同じ所に入るようです。
只、何度か上書きしていると、原因の追求はまだなんですが、起動時に暴走してしまいました。

更新URIを変更しました。
新しいものは「http://www1.ttcn.ne.jp/~amotohiko/update.xml」となります。

それに対応したv0.11を同じファイル名で準備してあります。
で、v0.11をインストール後に更新チェックをしてみて下さい。

trunk及び0.8を利用の方向け。
インストール

0.11.1 日本語版

公式に0.9.0+に対応したバージョンが公開されました。

手許では自動更新が上手くいきませんでしたので、ファイルをローカルに保存してのインストールを奨めます。

0.11.3が出たよ～